人気YouTuberグループ・フィッシャーズが2022年1月17日に公開した「傷つくわ。」と題した動画が、20日朝までに非公開となったことがわかった。報道によると同動画では、医療従事者から心無い言葉をかけられたとして不満を訴えていた。
「死ぬか生きるかわからないからさ、救急車を呼んでるわけよ」
フィッシャーズが5日に公開した動画「シルク、呼吸できなくなって救急車に乗ることに。」で、メンバーのシルクロードさんは2日から39度前後の発熱や喉の痛み、悪寒といった症状が現れたと話していた。扁桃腺からくるものではないかとしていたが、深夜に呼吸が苦しくなったことから、万一のことを考え、自身で救急車を呼んだことを報告。過労による重度の急性扁桃炎だったという。
シルクロードさんは1年前にも扁桃腺からくるのどの痛みなどを経験していたという。今回は当時より重度だったようで、5日の動画では救急車を呼ぶべきかどうか悩んだとしつつ「扁桃腺がマジで喉の奥の方まで入ってきて、息が本当に吸えなくなったんですよ」と訴えていた。
フィッシャーズは17日にも動画「傷つくわ。」を公開。スポニチアネックスの19日付記事によると、動画ではシルクロードさんが、救急搬送時の医療従事者の対応に苦言を呈した。搬送先の病院で処置を受けたのち「『死ぬか生きるか以外で、救急車をそうやって簡単に呼ばないでください』って言われた」として、複雑な心中をこう吐露したという。
「死ぬか生きるかわからないからさ、救急車を呼んでるわけよ。いろいろと、医療関係の方も厳しいのは分かるから、そう言いたくなる気持ちも分からなくない。ただ、こっちもこっちで死ぬ思いをしてたから。普通に悲しくなって...『えっ、何でそんなこと言う?』みたいなね。もうちょっと、やわらかく説明してくれるんならいいけど、それもなくて。『他の言い方があったやん?』」
シルクロードさんは同動画の公開を伝えるツイートで「久しぶりに萎えた」としつつ、救急車を呼ぶことについて改めてこう訴えた。
「悲しかったけど、いろいろ今の社会の現状みたら言いたくなる気持ちもわからなくはない。それでも辛いと思ったら、勇気いるけど呼ぶことも必要だよって思います。みんなも辛い時、たまには人に頼ろう!!」