「ぐんぐんグルトは本日も買えませんでした」
雪に覆われた自動販売機の姿を連日記録し続けた、北海道のツイッターユーザーが話題を呼んでいる。
雪と戦う自動販売機の姿を、どんな思いで見ていたのか。J-CASTニュースは2022年1月19日、投稿者に話を聞いた。
「いつ買えるかな...」「買えるまで見守りたい」
投稿したのは札幌市に住む606(@bumWings)さん。21年12月20日、家の近所の自動販売機の取り出し口が、積もった雪で塞がれているのを目にする。それまで北海道の冬を経験したことがなかったという606さんは、その様子を撮影。自動販売機の下段で売られていたアサヒ飲料の乳酸菌飲料の名前をあげる形で、ツイッターに投稿した。
「ぐんぐんグルトが買えん」
ここから、606さんは自動販売機の写真を連日投稿。積もった雪の量に応じて、ぐんぐんグルトが買えそうかどうかを基準に、ツイートを重ねた。
「ぐんぐんグルト、ずっと買えへんな」(12月24日のツイート)。
「今日もぐんぐんグルトは買えませんでしたが、買える兆しは見えてきました」(12月28日のツイート)
「ぐんぐんグルトは本日も買えなかった上に、状況がすこぶる悪化していました」(1月4日のツイート)
「僕はもう、二度とぐんぐんグルトを買えないのかもしれません」(1月12日のツイート)
1月15日には、ついに雪が自動販売機を完全に覆ってしまった。遠のく「ぐんぐんグルト」。606さんは「最近いいことないなあ」と思いながら、雪に覆われた自動販売機を見ていたという。
しかし、雪と一進一退の攻防を繰り広げる自動販売機の姿に、ツイッター上では釘付けになる人が続出。「自販機よく生きてるな」「ぐんぐんグルトいつ買えるかな...」「買えるまで見守りたい」と話題を呼んだ。
606さんはこうした盛り上がりを「みんな楽しそうで良いなあ」「平和な国だ」と思い眺めていたという。