「看板だけ」がやたら長いコンビニ、一体なぜ――。
大手コンビニのある店舗の看板が、建物の幅を大きくはみ出す長さで設置されていると話題になっている。ネット上では理由について「照明代わり」「別の店舗を入れる予定だった」などと推測する声があがっている。
こうした看板を設置するコンビニの本社に、J-CASTニュースが取材を試みると、ローソン(東京都品川区)が理由を明かした。
看板の一方の端が建物の倍ほどの長さまで
あるツイッターユーザーが2022年1月9日に「看板だけやたら長い」と紹介したことをきっかけに、宮城県多賀城市内のあるファミリーマートが注目を集めた。
多くの大手コンビニ店舗では、看板は建物の横幅におさまるよう設置されている。しかし、投稿された写真に映る看板は、一方の端が建物の倍ほどの長さまではみ出ている。延長された部分には支柱が2本使われている。
投稿は7000件超のリツイート、2万7000件以上の「いいね」を集めるなど大きな反響を呼んでいる。ネット上では理由について「遠くからも見付けやすい為」「駐車場の照明代わり」「横に別の店舗を入れる予定だったと見られます」などと様々な推測があがっている。
J-CASTニュースは12日にファミリーマート(東京都港区)へ取材したが、回答を得ることはできなかった。
大きく注目されたツイートには、他のユーザーから兵庫県姫路市内のあるローソンも同様の構造で看板が設置されているという情報が寄せられていた。こちらは看板を延長するために支柱を3本使用している。
ローソン広報は18日、取材に対し、同店の看板の形状について、
「横に細長い敷地だったため、目立つように現在の看板を設置しました」
と理由を明かした。この看板での営業は2006年の開店時から現在に至るまで続けているという。開店当初も話題になったと広報は言う。
なお、Googleストリートビューで公開されている同店最新の外観写真は21年10月に撮影されたもの。店舗の看板を取り外して工事をしている。看板の中の蛍光灯をLED化するために行なっていたとする。