観光キャンペーンも新規予約を一時停止
鳥取県が例外ではなくなったのは、5日後の1月17日。この日の対策会議では、健康福祉部の部長が(1)1月の感染者数は16日までの累計で689人にのぼり、月別では過去最多だった21年8月の629人を60人上回っている(2)児童福祉施設、社会福祉施設、飲食店、学校関係でクラスターが発生し、感染者数を押し上げている、などと説明。
県民への要請事項は
「都道府県をまたぐ不要不急の移動は、行き先の都道府県の要請を確認の上、極力控えること」
に改められた。要請期間は1月18日から31日まで。前出の県防災危機管理課では、鳥取県を外した理由を
「全国的に感染状況が非常に悪化し、当県の感染状況も悪化しているので、より往来を少なくするため」
だと説明している。1月16日に発表された新規陽性者数は、鳥取県は51人、島根県85人だった。対策会議では、宿泊料などを割り引く観光キャンペーンについて、島根県民の県内利用を含めて、1月20日から1月末まで新規予約を一時停止することも決めている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)