2022年1月18日に放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に対し、「ジャズと殺陣のセッション最高だった」といった声が視聴者から上がっている。
作中では関西一のトランぺッターを決めるコンテストに大月錠一郎(オダギリジョーさん=45)が出場。コンテストは白熱し、ジョーとトミー北沢(早乙女太一さん=30)による決選セッションが始まるが、視聴者の注目を集めたのは、そのセッションの「見せ方」だった。
「時代劇の殺陣の劇伴にジャズを合わせようなんて誰が考える?」
この日の放送では、コンテストのシーンに並行して、主演の深津絵里さん(49)演じる雉真るいの住み込み先の竹村夫妻が、当代一の駄作と言われる映画「妖術七変化」を鑑賞するシーンが展開。2つのシーンがクロスカッティングしながら物語が進行していった。
物語の序盤こそカットの切り替わりのスパンは長かったが、錠一郎とトミーの決選セッションが始まると、かたや、白熱するトランペットのコンテスト、かたや、殺陣のシーンが次々と流れる映画館の中という、全くつながりがないはずの2つのシーンが頻繁に切り替わりながら、コンテストの演奏が終わったところで放送は終了。その結果は次回以降に持ち越されたのだった。
この演出に対し、視聴者からは上記のものの他にもツイッターで、
「時代劇の殺陣の劇伴にジャズを合わせようなんて誰が考える? それを朝ドラでやろうなんて誰が考えるよ。思いつかないよ」
「コンテストにちょいちょい映画が挟み込まれるの面白いなあとか思ってたら、ジャズと殺陣のセッションでオーバーラップ」
といった、2つのシーンがセッションしていたとする声も上がるなどしている。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)