「私も寝不足」知事ツイートで火に油? 神奈川メール誤送信問題、県庁にもクレーム殺到

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

神奈川県「共通テストに支障があったとは聞いていない」

「16日は、午前4時からプログラムの改修作業に入っています。20回目が送信された7時31分までには作業が終わっています。テストをしながら作業を進めないといけませんので、時間がかかってしまいました」

   黒岩知事に誤送信を伝えたときは、事後報告だったわけだ。

   実は、2012年3月27日夜に岩手県沖地震があったときも、エリアメールを誤送信しており、このときの業者と同じだという。その後、別のシステムに運用が変わっているが、このときの教訓が生かされなかったことは認めた。

   誤送信につながったプログラムの設定ミスについては、こう説明した。

「気象庁から津波警報が出て注意報に切り替わったときは、気象庁ではなく県がエリアメールを配信する設定になっています。最初から注意報が出たときは、配信しない設定になっており、それが配信されたのがそもそものミスでした。気象庁の情報が更新されたときは、配信しない設定になっていませんでしたので、配信が続いてしまいました」

   県内で誤送信が626件に上ったのは、基地局ごとにカウントされたためではないかという。横浜・川崎・横須賀の3市が多かったのは、津波が相模湾に到達した後も東京湾には到達していない予想だったからだと説明した。

   県民からは、「通知が頻繁すぎる」「眠れない」「うるさい」といったクレームが来ているとした。16日は、日曜日で電話がつながりにくかったため、30件超に留まったが、17日の月曜日は、朝からクレームが相次いでいるという。ただ、「共通テストに支障があったとは聞いていない」としている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

1 2 3
姉妹サイト