ドラ1ルーキーの「オレ流調整」に待った 「組織に合わせろ」日ハムOB苦言、その真意は

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   プロ野球・日ハムの元投手で野球解説者の岩本勉氏(50)が2022年1月16日放送のラジオ番組「ガンちゃんの『世界一面白いプロ野球の番組』」(HBCラジオ)に出演し、日ハムのドラフト1位ルーキー、達孝太投手(17)について言及した。

  • 新庄監督(写真: アフロ)
    新庄監督(写真: アフロ)
  • 新庄監督(写真: アフロ)

「自分のペースはこれだからと突っ張るな」

   番組では日ハムの新人選手が千葉・鎌ケ谷市の球団施設で合同自主トレーニングを行っていることなどを紹介し、達が独自の調整法を貫いていることを伝えた。

   スポーツ各紙の報道によると、全体でウォーミングアップを終えた後、それぞれがキャッチボールを始めたが、達だけがそのままキャッチボールを行わず、ストレッチや軽いトレーニングを行った。高校時代からのルーティーンで、ベストの状態でキャッチボールに入るためだという。

   番組アシスタントのアナウンサーが、「達投手がキャッチボールですね。みんながやっているところであえてその後もキャッチボールをせずに柔軟体操を自分でやっていたと。こういうものなんですか?」と質問すると、岩本氏は「ビックリ」と返し持論を展開した。

   「世の中が変わってるからあんまり岩本がここで言うと考え古いなと思われるかもしれませんが言います」と前置きし、「達がもっと柔軟体操をしてキャッチボールに入りたかったらみんなで集まった練習の前にやっとけと。人を待たせたりとか団体行動をしている中で自分のペースはこれだからと突っ張るなと。俺はその派」との見解を示した。

「自分が合わせるということを覚えるべき」

   さらに「キャッチボールは相手がいることですよ。相手を待たすのかと。そういうことを思えば、自分が自分のポリシーを持った独特の調整方法があるんだったら自分がその組織に合わさないといけないんですよ。野球とはチームプレーだから、これをみんな言い出したらどうしようもなくなるからね」と持論を述べた。

   また、岩本氏は「自分が合わせるということを覚えるべきなんだよと言いたい。『達、ええ加減にせえよ』と言っているわけではない」と強調しつつ、独自路線を貫くルーキーを「すごいね、ええ肝っ玉しとるわ」と評した。

   一方、新庄剛志監督(49)は達について1月9日に球団公式サイトでコメントしており、「体をもう少しほぐして柔軟してからキャッチボールをさせてほしい、と言って、1人だけ少し遅れてキャッチボールをやっていた。自分の芯を持っている」と評価した。

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