プロボクシングの元世界3階級制覇王者で3150ファイトクラブの亀田興毅会長(35)が2022年1月13日に公開したユーチューブ動画で、「八百長騒動」の渦中にいるユーチューバーのシバター(36)に興味を示した。
「格闘技の部類に入ってるのかどうか」
シバターは昨年大みそかに開催された「RIZIN.33」で元K-1 WORLD GPウエルター級王者の久保優太(34)と対戦。試合はシバターが1ラウンド2分16秒に飛びつき腕ひしぎ十字固めを決めて1本勝ちしたが、試合前に両者の間で交わされたLINEの内容がインターネットに流出し「八百長疑惑」が持ち上がった。
亀田会長は一連の「八百長騒動」がインターネットで炎上していることなどを踏まえ、シバターの印象について「面白いちゃうんかな。あのシバターっていう人ね。面白いと思うよ」と語った。
さらに「格闘技の部類に入ってるのかどうかってこともあるけどね。エンタメ系?」と、シバターの格闘家としての資質に疑問を投げかけつつ「今度一回こっちの3150ファイトにも上がってもらったら良いんじゃないですか」との見解を示した。
亀田会長は新たな取り組みに積極的な姿勢を見せており、21年12月16日に大阪で開催された興行ではエンタメファイトの枠でお笑いコンビTKOの木下隆行さん、ユーチューバーのゆたぼんさんらを起用。木下さんはプロレスリング・ノアの丸藤正道と対戦し会場を沸かせた。
一方のシバターは、今回の「八百長騒動」の責任を取る形で格闘技からの引退を表明しており、1月5日に公開したユーチューブ動画で以下のように宣言している。
「色々考えた末、私シバター、今回の試合をもちまして格闘技を引退しようと思います。プロレスはやりたい試合があればたまに出ようと思いますけど総合格闘技の試合はこれにて引退と。責任を取りましてこれで終わりにしたいと思います」
なお、RIZINは11日に公式ユーチューブチャンネルで榊原信行CEOが見解を示し、「八百長騒動」の当事者であるシバターと久保に対して処分を科さない方針を発表した。