担当編集「泰三子さんの力の入り方にとても驚きました」
ハコヅメ編集担当の田渕浩司さんは12日、J-CASTニュースの取材に、懸垂幕には作者の強い思いが込められているとした。
田渕さんは懸垂幕の掲出が決まった昨年末、講談社前の音羽通りで泰さんにその旨を案内したという。
具体的なデザインは決まっておらず、大塚署がたまたま目に留まり「あちらを向いたイラストを描き下ろしてもらって、謝意を伝えるとかすると面白いですね」と提案した。「みんなが面白がってSNSに写真をアップすれば、話題になって本が売れてくれるかな」との狙いからだった。
しかし、泰さんの考えは「頑張っている人々に心から感謝を伝えたい」というもので、田渕さんは「心のこもった絵のタッチにもそれが表れていました。イラストが送られてきた時、泰三子さんの力の入り方にとても驚きました」と振り返っている。
掲出は3月末までを予定する。