博報堂通した資金提供で「結果として資金の流れの妥当性検討できず」
資金提供は福山氏の「幹事長としての判断」で行われたと説明。(1)特定のメディアに公党が資金を提供したにもかかわらずそのことを公表せずその出所を隠していたのではないかとの疑念を持たれる(2)そもそも特定のメディアに党が資金を支援することそのものが適切であるが、議論がある(3)支援開始時やCLPが理念をまとめたタイミングなどで、支援を行うことの妥当性について組織として議論・検討した形跡がない、という3つの点で不適切だったとして、
「CLPに関わったジャーナリストの方々をはじめとする多くの方々、そして国民の皆様に疑念を与える結果となったと認識している。この点については、反省していく」
などと話した。
CLPを直接支援するのではなく、博報堂を通した理由については、
「他の広報案件と同様に、代理店や制作会社を通じて提供することとしたもので、いわゆる隠蔽(いんぺい)の意図などはなかった説明を受けている」
などと説明する一方で、次のようにも話し、現執行部としては「共感しがたい」とした。
「結果として、資金の流れの妥当性を検討できなくなっていたという問題はあったと思う。そもそも、限られた予算の中で、特定のメディアに資金提供をしたこと自体は、現執行部としては共感しがたいと考えている」