格闘家の皇治(32)が2022年1月11日に公開したユーチューブ動画で、昨年大みそかに開催された「RIZIN.33」におけるシバターVS久保優太戦の「八百長疑惑」について言及した。
「(シバターは)ああいう生き物や」
皇治は「RIZIN.33」でシバターとの対戦が浮上し、SNSで舌戦を繰り広げた。結局、ルールなどの交渉過程で消滅し、皇治はYA-MANと対戦し、シバターは久保を相手にリングに上がった。
動画の中で「今話題になっているシバター選手と久保選手の八百長疑惑についてどう思いますか?」との質問を受けた皇治は「ブタゴリラ(シバター)やらかしたな。もう、ああいう生き物や」と率直な感想を述べ、試合について言及した。
「ブタゴリラはリングに嘘を持ってってん。嘘の戦いをしたわけや。それが俺は気に食わん、違うかなと思う」と指摘し、「リングに嘘を持ってきたのはどれだけ偉いヤツだろうが、どれだけ数字を持っていようがそれはあかんでしょう。それはもうリングに上がる資格はないんじゃないかなって俺は思うけどな」とばっさり切り捨てた。
また、試合後にシバターから頻繁にSNSにメッセージが届いていることを明かし、「あいつ毎日DMしてきよんねん。毎日はちょっと話を盛ったけれど、今日も来とったから朝。あいつ嫌味ばっかり言うてきよんねん。『今日も俺の話題で持ち切りですわ』みたいな。『皇治さんの話はもう誰もしないですね』とかね」と呆れた様子だった。
「天地天命に誓って八百長なんて一試合もない」
一方、「八百長騒動」に揺れるRIZINは11日、榊原信行CEO(58)が公式ユーチューブチャンネルで見解を示し、シバターと久保に対して処分を科さない方針を発表した。
榊原CEOは冒頭で「天地天命に誓って八百長なんて一試合もないです。人生掛けて、命を懸けて約束してもいい。ありえない。100%全部リアルファイトである」と断言し、今回の騒動の経緯や今後の対策について説明した。
今回、シバターが試合前にLINEで久保に「やらせ」を促すようなやりとりをしたことについて榊原CEOは「品性下劣」と表現したが、一方で契約書の中には試合前に選手間同士のコミュニケーションを禁ずる規定がなかったことを明かした。
今後は試合前に選手、セコンド、関係者が相手選手と試合の内容に関して直接話し合うことを禁ずる条項を契約書に盛り込む方針を示し、「ここから学んで多くの是正する部分はあるが、彼らを何か処分するという考えは全くないです」との意向を示した。