仙台市内の店「通常通りの売れ方」
また別の店とみられるもう1つのポップでは、手書きでこう書かれていた。
「ボロクソに言われたツナマヨおむすびはこちら!『食べたいと思えない』と酷評されました!ぜひどうぞ!」
「ツナマヨおむすび」の部分は、赤字で強調されていた。
店に貼り出されたこうしたポップについて、ネット上では、様々な意見が出ている。「逆手にとっててナイスw」「これぐらい商魂たくましくないと生き残れんよね」「むしろこの騒動で売り上げ上がってそう」といった声があった。
前出の印刷されたポップが出されていた仙台市内の店は1月7日、J-CASTニュースの取材にスタッフがこう話した。
「ポップは、放送の翌日か翌々日、スーパーバイザーが持ってきたので、売り場に掲示しました。『テレビで見た』と聞いてきた人も1、2人いましたが、ツナマヨは通常通りの売れ方ですね。見た目などについては、賛否が分かれており、意見は様々でした」
ファミリーマートの広報部は12日、こうしたポップについて、手書きも含めて「本部が推奨したものではなく、該当の販促物は撤去しております」とコメントした。ネット上にポップの写真が出ているのを見つけ、ポップを撤去するよう各店に指示したとした。推奨しない理由については、明らかにしなかった。
スーパーバイザーが持ってきたとされたポップについても、公式で出したものではないという。
騒ぎが広がった効果でツナマヨおにぎりが売れ切れる店が出ていると、ネット上で報告が相次いでいる。この点については、「店の状況によって変わりますので、何とも言えません」と話した。売り上げがどうなっているかについては、「数字に関しては開示していません」と話し、伸びているかどうかについても明かさなかった。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)