発射タイミングを安保理会合の終了と合わせた?
今回発射されたミサイルは、5日のものと比べて性能が向上した可能性が高い。聯合ニュースが韓国軍の合同参謀本部の話として伝えたところによると、「飛行距離は700キロ以上、最大高度は約60キロ、最大速度はマッハ10前後」。「北朝鮮が5日に発射した弾道ミサイルより進展したと評価している」という見解だ。ミサイルの詳細なスペックについては、米韓の情報当局で「精密分析中」だとしている。
ミサイル発射のタイミングも焦点だ。国連安全保障理事会は、5日のミサイルへの対応を検討する非公開の緊急会合を現地時間10日に開いている。開始時刻は日本時間で11日の早朝5時頃。ミサイル発射は、その2時間半後の7時27分頃で、会議終了から間もないタイミングだ。これが国際社会にミサイル開発をアピールする狙いがある、とみる向きもある。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)