「人一倍思い込みが激しかったり、冗談を真に受けてしまったりとか」
久保選手も同日、「皆様、本当に申し訳ございません。」として詳しい経緯を説明する動画を公開した。
久保選手は対戦が決まってから、シバターが得意とする心理戦への対応を含めて準備をしていたものの、試合が近づくにつれ何が本当で何が嘘かわからないような状況に追い込まれてしまったと振り返った。
試合後、久保選手はシバターのパフォーマンスによって大きなストレスを感じたという。
「試合後のシバターさんの言動を見て...試合の勝ち負けよりも、自分自身が馬鹿にされてるような気分になって。怒りとか、どうしたらいいんだろうという気持ちが込み上げてきました」
続けて、シバターさんが八百長を打診した際に語った怪我などをめぐる言葉を信じ、本当に心配していたとした。
「自分は過去にアスペルガー症候群といった診断を受けていて、人一倍思い込みが激しかったり、冗談を真に受けてしまったりとか、そういうことがあって......」
今回の試合に関する騒動の責任は自分にあるとした久保選手。疑惑を晴らすためとはいえ音声データを流出させたシバターに対しても謝罪の言葉を口にしている。
「全て僕の責任で、誰かのせいにするとかではなく、本当に自分の未熟さが招いた結果だと思っています。また、シバターさんに対しても音声を流してしまったっていうことで、本当に申し訳なく思って......この場を借りてお詫びしたいと思っています」
RIZIN関係者や出場選手に対しても、迷惑をかけてしまったとして、謝罪を繰り返した。