井上尚弥が迎える「ボクシング人生のターニングポイント」 4団体統一の行方は?識者に聞く2022年の展望

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「ここをあっさりクリアするとフェザー級も見えてくる」

   金平会長はバンタム級とスーパーバンタム級の間に大きな壁があると指摘する。

   体重でみると53.52キロのバンタム級に比べてスーパーバンタム級は約1.8キロ重い55.34キロだが、金平会長は「スーパーバンタム級から急に体が大きくなるというイメージがあります」とし、次のように解説した。

「相手の力感、重さ、体の力。スピードがなくても重く感じることが出てくるかもしれない。階級を上げるにつれその傾向が強まってくるでしょう。ライトフライ級(48.97キロ)からプロキャリアをスタートさせた井上選手は、バンタム級では決して大きな方ではありません。スーパーバンタム級ではなおさらです。井上選手のパンチ力は十分に通じると思いますが、バンタム級に比べて耐久性に優れる選手をどう攻略するか。色々な面で工夫が必要になってくるでしょう。ただ、ここをあっさりクリアするとフェザー級(57.15キロ)も見えてくると思います」

   世界4団体王座統一と世界4階級制覇。そして夢の世界5階級制覇へ...。日本ボクシング史に新たなページを刻んでいく「モンスター」。その勢いは22年も止まりそうにない。

1 2 3 4
姉妹サイト