井上尚弥が迎える「ボクシング人生のターニングポイント」 4団体統一の行方は?識者に聞く2022年の展望

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井上「一気にコイツへの興味がなくなった」

   WBOはカシメロ陣営に対して10日以内に医療機関の診断書の提出を求め、WBOは提出された診断書が正当な理由に値すると判断し、カシメロの王座保持を承認する裁定を下した。

   このような一連の流れもあり当初、カシメロとの対戦を望んでいた井上は23日のツイッターに、「一気にコイツへの興味がなくなった」と投稿。さらに26日にはメディア取材に対して「(4団体王座統一は)目指してはいくけど、そこにこだわらなくてもいいのかなと思う」と心境を明かした。

   金平会長は井上の心境の変化に理解を示しつつ、プロモーター目線で「井上VSカシメロ戦」の可能性に言及した。

「カシメロは計量会場に現れなかったのだから本来ならば王座をはく奪されてもおかしくないケースです。WBOは中途半端な形で王者として残してしまった。これはWBOに対する不信感につながってしまう。プロモーターとしては、カシメロ戦を組んだ時にきちんと体重を作ってくるか不安になる。一番使いにくい選手です。カシメロがバンタム級に落とすことが出来れば対戦する可能性もあるでしょうが、そこにプライオリティを感じなければ階級を上げることも当然考えられると思います」

   4団体統一はWBO王座次第となりそうだが、本人が公言するように来年中に1つ上のスーパーバンタム級に転級することは間違いないだろう。井上にとってライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級に続く4階級目の世界挑戦となる。

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