「笑点」抜擢、桂宮治とは何者なのか 4か月前の大喜利メンバー評に見た「役回り」

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   演芸番組「笑点」(日本テレビ系)大喜利の新メンバーに桂宮治さん(45)が決まり、2022年1月23日放送回から出演する。

   新メンバーとして発表される前から、降板した林家三平さんの後任として有力候補に挙げられていた宮治さん。笑点の大喜利で期待される役回りは?

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ヨネスケ・好楽も昨夏に注目

   宮治さんはサラリーマン生活を経て2008年に桂伸治さんに入門、この時すでに31歳。21年に2月に落語芸術協会現会長の春風亭昇太さん以来の5人抜きで同協会から真打に昇進し、エネルギッシュかつ滑るような話しぶりとユーモアに定評がある。BS日テレ「笑点特大号」で若手大喜利メンバーの1人でもあった。

   宮治さんは神田伯山さん・瀧川鯉斗さん・柳亭小痴楽さんらとともに落語界のホープと目されていたほか、三遊亭好楽さんやYouTubeでの活動にも積極的なヨネスケこと桂米助さんも注目していた。

   ヨネスケさんのYouTubeチャンネルで21年7月31日に公開された動画の中で、「次世代で大喜利に入れたいメンバー」を聞かれた好楽さんは「(神田)伯山と宮治がいいんじゃないかな。(春風亭)昇々も」と候補の1人に挙げていた。「最初から飛ばしてくるじゃない。あのエネルギーはすごいよ」「あのエネルギーはもって生まれたものだから止めようがない」と好楽さん。

   この動画の後、8月3日配信の動画でヨネスケさんは真打昇進披露興行中の宮治さんを楽屋裏で直撃する。

木久扇・昇太にはヨイショも小遊三には...

   「明るさがいい」との好楽さんからの評判をヨネスケさんから聞いた宮治さんだが、「ただのバカみたいな感じで...(笑)」といなし、「好楽師匠は米助師匠の次に好きです」とヨイショ。その後も好楽さん・林家木久扇さん・春風亭昇太さんと大喜利メンバーを容赦なくきっていく。好楽さんについて

「とにかくすごく優しいです。あとつまんないとか貧乏とか言われるじゃないですか。でも当たり前ですけどすごく面白いし、貧乏じゃないじゃないですか。あのキャラ付けってすごいなと思います」

   木久扇さんには

「バカって言われるじゃないですか。あんなクレバーでしっかり考えている方っていないじゃないですか」

   宮治さんの真打昇進を引き立てた昇太さんに対しては

「一人早く真打にならせていただいて、本当にお世話になった大先輩の師匠なんですけど、どんなに仲良くさせてもらっても全く目の奥が笑ってないんですよね。だからむしろ何考えてんのかなっていうのが(笑)」

と、昇太さんの大喜利回答者時代の「ブラック団」をも思わせるコメント。ただし三遊亭小遊三さんには

「本当にスケベだなって思いますけど(笑)」

とボケてみせた。

   さらには番組制作陣にも「(大喜利に適任という話も)好楽さんが言ってるだけで、他の偉いプロデューサーさんとかはなんにも思ってないじゃないですか。使わないんですよあの人達」と突っ込みを入れる。

   宮治さんの大喜利での活躍は、このような先輩メンバーへの物怖じしないツッコミ、すでに高座で見せている快活なキャラクターや落語芸術会長の昇太さんとの関係性などで発揮されるかもしれない。

(J-CASTニュース編集部 大宮 高史)

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