「北から目線」だと、北日本だけに見えてしまう?
もはや様式美といったところか。そんな雪国マウントだが、以前は同じ意味で「北から目線」という言葉も多用されてきた。ただ、近年はその言い方のトレンドは雪国マウントに移りつつあるという。
「はっきりしたことは言えませんが、『北』という言葉を使うと、北海道や東北という『北日本の雪国』しか含まないように見えるというのはあると思います。実際、北陸や山陰といった『北日本ではない雪国』も存在するわけで、そう考えると、これらの地域も包括する言い方であり、より優れているからではないでしょうか。あと、『北』だと北朝鮮という全く関係ないものを連想する可能性もありますから、その可能性を排除できるというのもあるでしょう」
ただ、これらの雪国マウントのツイートの中には、「雪大丈夫?」というフレーズを含みつつ凍結した路面での歩き方を指南する、雪国の住民からとみられるツイートもあった。
「もはや『お作法化』していることもあり、『雪国マウントを行った結果、ネット上がギスギスしてはいけない』という意識が働いているのだと思います。ディスる際にブレーキがかかっているという点からも、雪国マウントが様式美になり始めているのが分かると思います」
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)