この程度で大雪かよ(笑) 都民をディスる「雪国マウント」なぜ発生?投稿者の心理とは

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   2022年1月6日、首都圏などで積雪があった。雪の模様や交通などへの影響はメディアでも大きく報じられたが、その一方で、「雪国暮らしからしたらこの程度で大雪かよって話だよねえ」といった声も続々と上がっている。

   同日18時に気象庁が発表した東京23区の積雪は10センチだったが、これに対しネット上で、「10センチは大雪ではない」と指摘する声や、「10cmで大雪はさすがに草なんだよなあ」との反応が出たのだ。そう、「雪国マウント」である。

  • 雪が舞う東京・渋谷のスクランブル交差点(写真:當舎慎悟/アフロ)
    雪が舞う東京・渋谷のスクランブル交差点(写真:當舎慎悟/アフロ)
  • 雪が舞う東京・渋谷のスクランブル交差点(写真:當舎慎悟/アフロ)

マウントを取る人は大雪の定義など気にしていない

   実際、大雪警報が出る基準は地域ごとに違うため、「10センチなのに大雪?」と疑問を呈しても、あくまでそれはナンセンスだ。しかし、ネット上には同様の声は多く、

「東京降雪10センチで大雪警報だと!?馬鹿言うでねぇこっちは60センチだ」

との声も。やはり、「東京は騒ぎすぎだ」との趣旨のツイートは今回も多かった。

   なお、これらの声に対しては「雪国に住む人にとってはたかが10cmで!と思うかもしれないけど 雪が珍しい地域の人は3cmの積雪でもパニックです 難しいね大雪の定義」といった声すら上がっているほどである。

   こうしたネットの反応について、ITジャーナリストの井上トシユキ氏はJ-CASTニュースの取材に、次のように語る。

「雪国マウントを取る雪国の人々は、都市部の住民から浴びせられる『どこいな』(どこの田舎だよ)といったディスり文句に対して普段から反発していますが、そういう人々が東京の雪中継を目にするとここぞとばかりにマウントを取り始めます。
反発が目的ですから大雪の定義が地域ごとに違うなどという点は気にしませんし、もはや、雪国マウントを取ること自体が雪国に住むネットユーザーの『お作法』になっている感すらあります」
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