2022年1月6日放送の情報番組「ゴゴスマ」(TBS系)が、さいたま市を「埼玉県浦和市」と誤ったテロップで紹介したことが話題になっている。
浦和市という地名は2001年の合併で消滅しているだけに、今回の誤表記にツイッターは「浦和市が復活した」などと盛り上がりをみせた。
「サッカーのまち」として知られていた旧浦和市
この日、関東南部を中心に雪が降ったことを受けて、番組では関東各地の積雪の様子を伝えていた。気象予報士の沢朋宏さんが「埼玉県・浦和の現在の様子です」と紹介すると、浦和駅周辺の積雪の様子が映された。このとき画面のテロップには、「埼玉・浦和市」と記されていた。
これを受けて、ツイッター上では「浦和市が復活した」などと盛り上がった。現在は存在しない地名だからだ。
「ゴゴスマだけ浦和市が復活しました」
「浦和市?もう令和だぞ」
「久々に見た『浦和市』の表記、ちょっと嬉しかったよ」
「サッカーのまち」などとして知られていた浦和市は2001年5月、大宮市と与野市と合併した。現在はさいたま市となっており、旧浦和市域は、桜区・浦和区・南区・緑区や大宮区の一部となっている。
キャスターは臨機応変に対応
テロップには浦和市と表記されていたものの、気象予報士の沢さんは地名を誤らなかった。
中継が写し出されると沢さんは、「埼玉県内、さいたま、、、えーこれさいたま市ですかね」と訂正。その後、現地の気温はマイナス0.8度で、24時間降雪量予想は多い所で5センチだと伝えた。これにはツイッターでも「沢気象予報士は『さいたま市ですかね』と正確だった!」という声が上がった。
番組では、コマーシャルを挟んだ後、司会の石井亮次さんが次のように訂正し、謝罪した。
「先ほどの浦和駅の中継のところで浦和市と表記しておりましたが、正しくはさいたま市です。大変失礼いたしました」