シバター&久保優太「八百長相談音声」で大紛糾 RIZIN容認疑惑、供託金提案も...「説明しないと」

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   大みそかに行なわれた総合格闘技大会「RIZIN.33」での元K-1ウェルター級王者・久保優太選手とYouTuber・シバターさんの対戦をめぐる「八百長疑惑」について2022年1月5日、暴露系YouTuber・コレコレさんの生放送で新たに公開された音声データに注目が集まっている。

  • シバターさんのインスタグラム(@jtshibata)より
    シバターさんのインスタグラム(@jtshibata)より
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「俗にいう八百長っていうやつですか?」→「そうですね」

   シバターさんが1ラウンド(R)で久保選手に1本勝ちしたこの試合をめぐっては、対戦後、シバターさんと久保選手のものとされるLINEのスクリーンショット画像がネットで拡散し、八百長を打ち合わせたものだとして議論を呼んでいた。

   今回公開されたのは、7分ほどの音声データだ。シバターさんは試合カードの決定後、試合を中止したいと申し出るなど、たびたび久保選手を振り回していたという。録音は、試合の可否を不安視していた久保選手が万が一に備えたものだという。

   音声では、シバターさんが「結論からいうと、まず自分の実力では久保さんにほぼ敵わない、というのが私の気持ちというか見解で」と話し始めると、久保さんは「全然そんなことないと思います」と驚いた様子で答えた。シバターさんは、

「そう言っていただけるのはありがたいんですけど、今だいぶ私、色々ケガじゃないんですが、体のこともちょっとありまして、始まってみたら試合にならないだろうという見解なんですよ。で、ちょっと提案なんですけど、私が負けていいんで、2Rの例えば1分とか2分のところで合図を決めて、要はハイキックだったらハイキックで倒すとかを決めてっていう台本的なやつを作って、お互いに致命傷を与えずっていう約束のもと試合を作るのは、可能か不可能かという打診なんですが」

と問いかけた。久保選手が驚いた様子で

「えっ、それってあれですか、あの...俗にいう八百長っていうやつですか?」

と確認すると、シバターさんは冷静に「そうですね。プロレスってものですね。はい」と肯定した。

「ちなみにこれは笹原さんにも実は話をしておりまして」

   シバターさんは以前にもYouTube動画で対戦相手に八百長を持ちかけ、その様子を暴露するという企画を行なっており、久保選手もそれを知っていたようだ。久保選手が今回も同じ流れになるのでは、として「よく舞台裏とかで」と懸念を口にすると、シバターさんは

「あれは『こういう舞台裏も撮影しますよ』って言うのを朝倉未来さんや安保(瑠輝也)さんに説明した後に、台本パートを撮影しているんですけども、今回は真面目に。ちなみにこれは笹原さんにも実は話をしておりまして。『(台本を)作っていいですか?』っていうのは」

と説明した。

   「笹原さん」とは、日本の総合格闘技イベントDREAMの元プロデューサーで現RIZIN広報部長の笹原圭一氏のこととみられる。RIZINでは、大会企画やマッチメイクなども担当しているという。

   シバターさんは、笹原さんとのやり取りを次のとおり話している。

「まだRIZINと契約書を交わしていないんですけど、契約書を交わしたのちに、その2ページ目というかステップ2として、久保さんにそういった話を打診することは可能ですというのが、RIZINさん、笹原さんの回答でした」

   シバターさんは「実力差があまりにもありすぎるのと、私はスパーリングとかで、パンチを軽めでもクリーンヒットをもらっちゃうと、体の半分がしびれて動けなくなってしまう」などと説明。ケガなく終わりたいとし「久保さんに花を持ってもらう形で終わってもらっていいので、そこを握れたら自分は試合できるかなと思っている」と持ちかけた。

   久保選手は動揺を隠しきれない様子で、なんとか試合を成立させたい気持ちを滲ませた。

「僕は一番その、懸念するというか、試合が流れてしまうというか、今みんな『あのシバターさんと(試合を)やるんだ』ってすごい盛り上がってくれてて、(妻の)サラちゃんも入場の準備とか頑張ってくれてて、シバターさんのおかげで一挙一動がYahoo!ニュースにも取り上げてもらえて。これ(試合)がなくなっちゃうのは僕は悲しいと思ってます」

   シバターさんは、これまで自分が取ってきた陽動作戦を踏まえ、久保選手側にも不安があるだろうとして、書面や供託金の相談も持ちかけた。

「懸念するところは、油断させておいて騙し討ちをシバターが仕掛けてきて、いきなり勝ちにくるみたいな。可能性としてはなくはないと思うんですよ」
「関節入っちゃって決めたら(1本を)取られちゃうじゃないですか。そういうのをなくして裏で書面を交わすとか、供託金を私が積むとか、要は約束を破れないようにして、極めてバレないような作りにする、というのがいけるかどうかを考えていきたいんですよね」

「僕としては試合がなくなるのが怖い」

   シバターさんが「すぐに『いいですよ、やれますよ』と答えられないと思うんで、ちょっと考えていただいて。契約とか、お互いが変に裏切らないような形とか、やり方によってできると思うんで。考えていただければ幸いでございます」と検討してほしいと念押しすると、久保選手は「わかりました。僕としては試合がなくなるのが怖いところがあるので」と答えた。

   コレコレさんの生放送中、久保選手から「録音データなのですが、コレコレさんが第三者から極秘で入手したという事にして頂いても宜しいでしょうか?」というメッセージが届いたということも、スクリーンショット付きで伝えられた。音声は久保選手本人がリークしたものとみられる。

   SNS上では、泥沼化する八百長騒動に辟易するファンの声が多く上がっている。

「緊急生放送で、電話での八百長やりとり聞いたけど、これで被害者面はご都合主義だな...はっきり提案してるししっかり受け入れちゃってる」
「久保さん、YoutuberのシバターにあれだけしてやられたのにYoutuberのコレコレに頼っちゃあかんで...」
「久保がコレコレに電話録音を流したことを極秘に依頼したことが判明 シバターに負け、LINEを流出させ、許可したのも悪いが笹原に迷惑をかけ、あまりにもダサすぎるぞ」

   久保選手は、4日公開のYouTube動画で「今回に関してRIZINは関係なく、自分とシバターさんの間であったこと」と説明していた。ところが、今回の音声データでRIZIN側が容認していた可能性が浮上し、説明すべきとする意見も相次いだ。

「笹原さんが知ってるって???ホンマやったら一大事やけど、シバターの虚言の可能性もあると思うし。とにかくRIZINが説明しないと」
「RIZIN側もシバターが笹原にも承認を得ていると久保に説明してるんだから、これが真実か嘘なのか会見して説明しないと、ここまで大騒動になっちゃったらフジテレビも黙ってないと思うけど」
「万が一にもRIZIN関係者がこの件に絡んでいたら全ての試合が疑わしくなる。榊原CEOはちゃんと説明しないと死力を尽くしたであろう選手が哀れでしょうに」
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