人気ユーチューバーのコレコレさん(32)がひとたびライブ配信でターゲットを告げると、関係者から次々に暴露情報が寄せられ、ターゲットは追い込まれていく。
こんな配信ぶりで有名ユーチューバーらの問題行為を暴き、メディアもこぞって取り上げる騒ぎが続いた。いつしか「ネット界の文春砲」とも呼ばれるようになったコレコレさんとは、いったい何者なのだろうか。
(聞き手・構成:J-CASTニュース編集部 野口博之)
僕がズバズバ解決するのが視聴者にウケた
眠たい目をこするようにして、コレコレさんは、東京・六本木の所属事務所ライバーの会議室に姿を現した。
トレードマークのマスクをして、いつものようにTシャツの上にジャケットを引っかけた姿だ。深夜まで配信するため、昼夜逆転の生活を送っているコレコレさんは、昼過ぎまでには就寝するという。午前10時からのインタビュー後に「夕食」を食べるそうだが、ハードワークもあって、やはり眠いようだ。
――配信などでお疲れのようで、眠そうですね(笑)。それではまず、コレコレさんが告発系、ある意味で暴露系ユーチューバーと呼ばれる活動をなぜ始められたのかについてお願いします。
コレコレ:やり始めたというのはまた違くて、これやりたいってなったわけじゃないですよ、このスタイルって。例えば、悩み相談もそうなんですけど、元々は視聴者と話をするところから始まったんですよね。何を話すかってなったときに、じゃあ、悩みあるから悩み話そうみたいな。その前に、例えば歌が好きだから聞いてくれとか、一発芸するとかが、だいたい最初は多かったんですよ。ある日を境に、それが悩み相談になって、僕がズバズバ解決するのが視聴者にウケたのを見て、じゃあコレコレに相談すれば、わりと解決してくれるんじゃねってなって。最初は、恋愛相談だったりとかたいした話じゃなかったんですけど、それが、今でいう大物の不祥事だったり犯罪行為だったりとか被害者の話に変わっていったみたいな感じですね。
――それで知名度が上がってアクセスが増えたということですが、ある意味で、有名人を利用した形になりますね。相手にとってはダメージになると思うんですが、その点についてはどうなんでしょうか?
コレコレ: 利用した...う~ん、その人がそういうことをしなければ、そもそも利用されることもなかったわけじゃないですか。そういう意味では利用したのかもしれないですけど、結局、被害者がいるからそうなるわけであって、別に相手が大物だろうがなかろうが今まで僕がやってきた中で、たまたま大物だったわけです。13年間やってきてトータルで言えば、僕って告発とか暴露している数って、そんなに多くないんですよ。そういう意味では、ほんと最近始まったことですね。