「プロ格闘家でしょ? 絶対飲んじゃダメでしょ、そんなの」
敗れた久保は22年1月1日、ツイッターを更新。具体的に何についてかは明言していないが、「嘘をつく人生は嫌だな。正直者が馬鹿を見るのか。騙されるより騙される方がいいのか。自分は真面目に誠実に紳士に生きたい。色々疲れた。事の経緯とかも全部きちんと話したい」と意味深な言葉を投稿した。
一方のシバターは同日、YouTubeチャンネル「PROWRESTLING SHIBATAR ZZ」に「RIZIN大晦日大会での疑惑について」と題した動画を投稿。拡散したLINEのスクリーンショットについて言及し、「私、当人ですのではっきり言いますね。私シバター、昨日の久保さんとの試合において、一切の八百長はしておりません」と八百長を完全に否定した。「試合が始まってから試合が終わるまで、常に全力で本気で勝ちにいっていました」という。
拡散しているLINEについても「全く身に覚えがありません。捏造なんじゃないですか?」と自身のものであることを否定。ただ「もし仮に万が一、あれが本物だったとしたら」と仮定しながら、こう持論も展開した。
「シバターからそういう打診が久保さんに送られていたとしたら、久保さんって元K-1チャンピオンでしょ? プロ格闘家でしょ? 絶対飲んじゃダメでしょ、そんなの。飲んだフリしても『分かった、じゃあ1R目は流しましょうね』と言っといて、1Rでマジに仕留めに行かないとダメでしょ。飲んだフリして殺しに行く」
「もし1R目で流すつもりだったとしても、シバターが本気で仕掛けてきたら、対処しなきゃダメでしょ。プロなんだから」
「(格闘技は)いわば戦場ですよ。たとえば後ろから奇襲で撃ってきたやつがいる。後ろから撃たれたとしてさ、『ずるいずるい、後ろから撃たれた、ずるいずるい』という兵士、どこにいますか? 当たり前でしょそんなの。勝つために、そりゃ後ろから撃つでしょ、罠も仕掛けるでしょ。『後ろから撃たれた』なんて騒ぐ奴いたら笑い者ですよ」