NHK紅白でまさかの他局パロディ 「完全に意図的」M-1風演出に視聴者驚き

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   2021年の大晦日に放送された「第72回NHK紅白歌合戦」で、「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)をパロディしたとみられる演出があり、SNSで話題を呼んでいる。

   話題になっているのは、けん玉のギネス記録に挑戦した演歌歌手・三山ひろしさんの紹介VTRだ。これが、2019年のM-1決勝の出場者紹介ムービーとそっくりだった、というのだ。

  • リハーサルでの三山ひろしさん(NHK提供)
    リハーサルでの三山ひろしさん(NHK提供)
  • リハーサルでの三山ひろしさん(NHK提供)

「いざ、けん玉の頂点へ!さあ、あの感動を、今宵も!」

   三山さんが、紅白の生放送でのギネス記録達成を目指す大晦日の「けん玉チャレンジ」は毎年注目を集めている。2021年末の紅白歌合戦でも、ギネス記録挑戦を目指し5度目となるチャレンジに挑戦した。

   三山さんの出番で流れた紹介VTRでは、「けん玉プレイヤーたちの夢の舞台!それが......!」とのナレーションとともに、「紅白歌合戦 けん玉ギネス世界記録への道」との文字が浮かび上がった。

   黒い袴姿の三山さんが「使命感にも似たようなものが(ある)。今年も"よし!"」とインタビューに答える姿を映した後、次のようなナレーションが入った。

「これまで2度の成功、2度の失敗。大晦日は、彼らにとって戦いの日!たかがけん玉、されどけん玉......極限のプレッシャーに挑み続けてきた!今年はついに2年連続成功なるか?いざ、けん玉の頂点へ!さあ、あの感動を、今宵も!」

   真っ白な背景の中、向かって左側にはゆっくりと歩を進める三山さん、右側には舞台裏の様子をまとめた動画が映っている。VTRは、三山さんの「今年も世界一になるぜよ!」との決め台詞で締め括られた。

ナレーターもBGMも「本家」と同じ

   こうしたVTRの演出は、2019年の「M-1グランプリ」の芸人紹介VTRのパロディだったようだ。VTRのナレーションは、本家M-1を担当する畑中ふうさんが務めたほか、BGMにも本家で使われたパンクバンド「Hi-STANDARD」の楽曲が流れていた。

   SNSでは、大晦日に仕込まれたまさかのパロディネタに、驚きつつ笑ってしまったというコメントが相次いだ。

「登場のVTRがM-1グランプリ仕様www」
「三山ひろしの紹介m-1で死ぬほど笑った」
「三山ひろしさんの紹介m-1やないか!ハイスタと畑中ふうさんのナレやったらそれはもうm-1やないか!」
「三山ひろしのM-1パロ完璧過ぎてめっちゃ笑った」
「完全に意図的に狙ってやったのが伝わってきてすごい嬉しかった」

   「けん玉チャレンジ」の結果は126人連続成功で、見事2年連続での新記録更新となった。

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