市消防局「市民の信頼を失う行為であると認識しています」
21年12月27日、奈良市消防局・総務課の担当者はJ-CASTニュースに、男性らの処分について喜多さんに「報告はしておりません」と答えた。市職員の懲戒処分などの公表基準に基づいた判断だとする。処分の理由に美術館を損壊したことは含まれるか尋ねたところ、こちらも市の公表基準に基づくものだとして、回答を控えた。
事件翌日に当該男性らの謝罪に上司が同行したのは、「公務外ではあるものの当該職員が市民にご迷惑をおかけしたため」だと説明。市消防局に所属する消防士らが美術館の損壊事件を起こしたことへの受け止めは、次のように伝えた。
「消防局といたしましても公務員は市民の信託を受けて公務を執行する立場にあり、全体の奉仕者として法令等を遵守し私生活や公共の場においても市民の模範となるべき立場にありながら当該行為は市民の信頼を失う行為であると認識しています」