お笑いコンビ「錦鯉」が、2021年12月27日に放送された「M-1グランプリ アナザーストーリー」(テレビ朝日系)に出演した。
ボケ担当・長谷川雅紀さんがM-1制覇を母に報告するシーンで、涙腺が崩壊する視聴者が続出している。
40歳にしてアルバイトとギャンブル漬けの日々
番組は、4分間の漫才に心血を注いだファイナリストたちに密着し、その葛藤や喜びをおさめたドキュメンタリー。
「錦鯉」といえば、50歳の長谷川さんと43歳の渡辺さんからなるコンビ。長谷川さんは地元北海道で芸人を志し、当時の相方とともに「M-1」に挑戦するもなかなか結果が出ず、相方の体調不良が原因でコンビを解散。アルバイトとギャンブル漬けの生活のなか、40歳という節目で「辞めどきかな」と思っていたという。
一方、東京都江戸川区の実家で父と2人で暮らす渡辺さんも、「夕方ぐらいに起きて、タバコとワンカップ酒を買って、近所の河原で知らない中学校の野球部の練習をずっと見てた」「そのチームの最強のスタメン考えた。勝手に」というお笑いとは関係のない生活を送る日々。そんな渡辺さんと長谷川さんが2012年にコンビを結成し、新作ネタを月5本作るなどとにかくまい進。「M-1」優勝への道を拓いた。
母も涙「嬉しすぎてどうしたらいいの」
優勝の3日後、長谷川さんは北海道で居酒屋を営んでいる母・幸子さんに電話で優勝を報告した。
女手一つで長谷川さんを育てあげ、顔を見る度に「(芸人は)辞めなさい」と言っていたという幸子さん。長谷川さんは「今まで僕からの連絡って『1万円貸して』とかそういう電話ばっかりだったんで、電話出るのがイヤだったらしいんですよ」とのことだが、幸子さんに電話をすると開口一番に「よかったね~!」と優勝を大喜び。
「うれしくてうれしくて... 隆くんと2人でさ、輝いてたね」と涙し、「日本一になると思わなかったね...。マッチ、よかったねぇ」「嬉しすぎてどうしたらいいの」と涙声で息子を祝福すると、長谷川さんも目頭を熱くしながら「ありがとう、ありがとう」と感謝。すると幸子さんは
「ありがとうでない、こっちがありがとうだわ。私も安心できた。ほんっとうにありがとう」
と返し、長谷川さんは小さく何度も頷きながら「ありがとう、ありがとう」と声を詰まらせて何度もお礼を言うのだった。
「涙と鼻水止まらなくなってしまった」
視聴者からは長谷川さんと幸子さんとの涙のやりとりに対し、
「M-1アナザーストーリー、最後の5分間ずっと泣いちゃってた」
「アナザーストーリー見てたら涙と鼻水止まらなくなってしまった。おじさん達の親が喜んでるの見て感動しないわけがない」
「毎回泣くけど今年は特に号泣しちゃった。まさのりさんのお母さんへの電話やお互いへの感謝を忘れない2人本当に素敵」
「職場でアナザーストーリー見た 職場なのに、まさのりさんとお母さんの電話で普通に泣いた」
「最初から涙腺に来ますなあ。 お母さんとの電話、胸が詰まるようでした。 まさのりさんと渡辺さんのお二人が互いに深く尊敬し合う感じ、とても大人な人間性を感じました」
などと感涙にむせぶ声が多くあがっている。
#M1アナザーストーリー
— M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) December 24, 2021
12月27日(月) 23時15分~放送!https://t.co/H8mHki70eE
激戦を制したファイナリスト史上最年長 #錦鯉 をはじめ、ファイナリストたちの姿を累計数百台のカメラが追いました。M-1戦士たちの真の物語、ぜひご覧ください!#M1グランプリ #M1GP2021 pic.twitter.com/ELRG1GfJQS