平成はノスタルジーの対象なのか... 違和感噴出した「平成レトロ」、名付け親の胸中は

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「レトロは昭和に返して!!」

   元号が「平成」から「令和」になって2年、言葉が日の目を見る。

   ルーズソックスやチェキ、カセットテープなど平成初期に流行したアイテムや、ギャルたちが親しんだ「デコ文化」が若者の間でリバイバル流行。これらの再流行をメディアが紹介する際に「平成レトロ」という言葉を使ったのだ。情報・ニュース番組ではたびたび平成レトロ特集が組まれ、山下さんも「平成レトロの専門家」としてテレビ出演を重ねた。

   11月には日経トレンディ「2021年ヒット商品ランキング」4位にランクインした「平成レトロ」(掲載名は「昭和・平成レトロブーム」)。しかし、この言葉に対するネットの反応は辛辣だった。

「平成がレトロはおかしい」
「もっと違う言い方あるやろ」
「レトロは昭和に返して!!」

   ツイッター上では「平成レトロ」というネーミングに対する違和感の声が、日々相次いだ。テレビ特集の影響で「平成レトロ」という言葉がツイッターのトレンドに入る機会も多かったが、いずれも目立っていたのはネーミングに対する否定的な意見だった。

   平成レトロの「名付け親」山下さんは、こうした声をどう受け止めたのだろうか。

「平成はみんなが生きてきた時代。誰にでも語る資格があると思います。『平成レトロが嫌だ!』と思ったら、好きに意見を言っても何の問題もないです」
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