横浜市営バス運転手の処分巡り議論...「当事者」ヤフコメ注目「思いのほか厳しい」 市交通局が本人と認める

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   横浜市交通局が2021年12月23日、横浜市営バスの運転手を規定違反のため減給処分にしたことが神奈川新聞のニュースサイト「カナロコ」で同日報じられた。バスに客として乗っていた妻を終点で降ろさず、さらに休憩時間中にバス車内で妻と飲食していたことなどが理由だという。

   ところがこのニュースがネット上で話題になると賛否両論が巻き起こり、さらに「当事者の運転手」を名乗るアカウントからも書き込みがなされ、処分のきっかけはいわゆる「クレーマー」からの通報だったとしている。

  • 横浜市営バス(画像はイメージ)
    横浜市営バス(画像はイメージ)
  • 横浜市営バス(画像はイメージ)

「思いのほか厳しい処分を受け入れるしか選択肢はなく」

   処分の一報の翌日12月24日、「当事者の運転手です」と名乗るユーザーのコメントがカナロコのYahoo!ニュース配信記事に書き込まれた。それによると、通報は頻繁に苦情を投稿するクレーマーからのもので、休憩場所も正規のバス待機場と公道上で、局に認められている場所だったとしている。

「休憩中といえど自身を律して行動しなくてはいけない立場にあった事は重々わかってはいます。ですが思いのほか厳しい処分を受け入れるしか選択肢はなく絶望感にうちひしがれていたところでした。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました」

   とつづっている。

   12月27日に横浜市交通局に取材をすると、この書き込みは確かに当該運転手本人によるものだと交通局人事課は話した。処分の理由は、正確には休憩中の飲食ではなく、終点洋光台駅で乗客(客として乗車していた妻)を下車させず回送として運行したこと、それにより本来乗客を乗せてはいけない回送運行で他人を同乗させ、かつ回送運行中にシートベルトを着用しなかったことだったとしている。8月16日に起きたこの出来事が、翌日に局への苦情により発覚した。

   当該運転手の投稿では通報者は以前から局に対し何度も苦情を入れてきたとのことだったが、どんな人物がこの出来事を通報したかについて交通局は「守秘義務のため回答は差し控えます」と答えた。

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