「福田監督が再現シーンを作るとなれば...」
これら、視聴者から絶賛を浴びたオープニングの再現シーンだが、完成度が高いとする声が多数上がった理由について、J-CASTニュース編集部はライターでお笑い研究家の鈴木旭氏に分析を依頼。鈴木氏はフジテレビが「ドリフ大爆笑」の放送局だったことの強みを生かしつつ、細かい点まで気を配った結果、再現度の高さが実現したのではないかと指摘する。
「9月に『ドリフに大挑戦スペシャル』がフジテレビ系で放送され好評を博しましたが、この時、マニアックな視聴者からは、作り込みが足りなかったとする声が上がっていました。これらの声を受け、フジテレビのスタッフがマニアックな視聴者も興奮するような再現度にしたということはあると思います」
確かに、再現シーンではスクールメイツ役の女性ダンサーがひしめく中、その間をドリフの5人がぬって前に出てくる様子など、当時のシーンを丹念に再現した様子がうかがえる。また、鈴木氏は、
「今回、ドラマの脚本・演出を務めた福田雄一監督は、かつて、『となりのシムラ』(NHK)でコントの脚本を作ったことがあるというのが大きいと思います。志村けんさんは本当に、セットの出来具合にこだわる方だったので、それを見ていたであろう福田監督が再現シーンを作るとなれば、やはり、細部まで再現しようと考えるのは実に自然なことだと思います」
と指摘した。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)