「子育てを出来ないことは必ずしも罪ではない」
佐々木氏は「日本でも、もっと養子縁組制度が身近な制度として受け入れられ、不妊治療の第2の選択肢ないしは代替策となるよう、引き続き取り組んで行きたいと思っています」との決意をつづっている。養子縁組にまつわる情報は隠さず、オープンにする意向だという。
「そして基本、養子のことはフルオープン=隠さない。学校の先生たちとも話をさせて頂き、そう決めました。家族には、色々な形がある。一つだけの正解なんてない」
里親としてRちゃんを迎え、Rちゃんの実母とも交流のある佐々木氏は、里親という立場になって気づいたことがあるとした。
「里親になって初めて気付いたことがあります。それは子育てを出来ないことは必ずしも罪ではないこと。むしろ誰でもSOSが出せる世の中にしなければならない」
佐々木氏自身が育児を通して周囲の人々に助けられた経験から、「極端な話、出来る人が子育てをしたらいいのです」と感じるようになったという。
「私の子育てもきっと育児本からは程遠いけれど、住之江のお母ちゃんはじめ、沢山の方にお手伝いもして貰ってここまで来ました。実娘も間もなく7歳です。皆さまのお陰です。私がラッキーだったというだけでなく、すべてのお父さんお母さんのそばに手助けできる仕組みを作りたい」
家族が増えた2021年について、佐々木氏だけでなくボートレーサーとして活躍する夫の中野さんの成績も良かったことなどから、家族全員にとって良い変化だったと結んだ。
「最後に、家族がもう1人増え、主人にとってはRちゃんという勝利の女神も1人増え、成績も過去最高とまでは言えませんが我が家にとっては素晴らしい1年となりました」
コメント欄には、佐々木氏の新たな門出を祝うメッセージが相次いだ。
「2人の考え、りえさんの考えめちゃくちゃ素敵ですね。陰ながらこれからも応援してます」
「新しい家族の門出をお祝い致します」
「特別養子縁組も里親制度ももっと身近になって欲しいですね」