「今回の玄武選手の反則行為は許しがたい事です」
今回、木村が渡航した目的は中国で試合をするために現地でトレーニングを行うことだった。その中で木村の試合をプロモートしてきた中国のプロモーターからボクシングの中国マーケットを再開拓するためのプロモーションとして、国際ボクシングルールに基づき、14オンスのグローブを使用してのスパーリングマッチを提案されたという。
木村は「厳格なコロナ対策がなされている中国に入国したのは、このスパーリングマッチを行うためではなく、『なんとしても、もう一度世界のベルトを巻く』、そのための渡航でした」と説明し、対戦相手について「今回の玄武選手の反則行為は許しがたい事です」と怒りを滲ませた。
木村は17年7月に中国でWBO世界フライ級王者ゾウ・シミン(中国)を破り王座を獲得。ゾウは08年北京五輪、12年ロンドン五輪の金メダリストで中国では英雄的存在だったことから、木村の知名度は飛躍的に上がった。中国では卓球の福原愛さんに次ぐ有名日本人アスリートだとされる。
試合後の20日にツイッターで「この件で中国人を嫌いにならないで欲しい」と訴えた木村は、「ゾウシミン戦以降、日本人である私に対して、私のことを知り、そして、応援してくれる中国にいる多くの方々を愛する気持ちは変わりません」と改めて思いを明かしていた。
木村翔さんの中国でのエキシビションマッチの映像見たけどなにこれ
— 京口紘人 Hiroto Kyoguchi (@HirotoK1127) December 19, 2021
足掛けて倒すのはまだ1万歩譲っていいとして、最後の抱え込んでマットに叩き落としたやつなんなの
事故が起きても不思議じゃないぞ pic.twitter.com/V5tUl58ADg