晴海客船ターミナルが閉館、解体へ 撮影スポットとして人気も...30年の歴史に幕

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   東京都港湾局は2021年12月27日、東京港のフェリーターミナル「晴海客船ターミナル」(中央区)を22年2月20日に閉館すると発表した。

   施設は閉館後に解体され、代替の客船受け入れ施設の整備を予定する。東京湾を望む撮影スポットとして知られ、ツイッター上では「寂しくなる」「めちゃくちゃ思い出が詰まった場所だった」と惜しむ声が広がっている。

  • 晴海客船ターミナルが22年2月で閉館(写真:ロイター/アフロ)
    晴海客船ターミナルが22年2月で閉館(写真:ロイター/アフロ)
  • ターミナル内のモニュメント「風媒銀乱」
    ターミナル内のモニュメント「風媒銀乱」
  • 晴海客船ターミナルが22年2月で閉館(写真:ロイター/アフロ)
  • ターミナル内のモニュメント「風媒銀乱」

すぐ北には五輪選手村

   晴海客船ターミナルは91年5月に開館。国内外のクルーズ船が発着する、東京港の「海の玄関口」として利用されてきた。ピラミッドのような屋根が特徴的な建物は、ファッションビル「SHIBUYA 109」(東京都渋谷区)などを手がけた建築家の故・竹山実氏の代表作として知られる。

   東京タワーやレインボーブリッジなど東京湾をのぞむロケーションで、撮影スポットとしても人気が高かった。施設のすぐ北側には、東京オリンピック・パラリンピックの選手村が立地している。

   22年2月1日〜20日まで、施設の歴史を振り返る展示企画を実施する。

   閉館の発表を受け、ツイッター上では「ついになくなってしまうのか」「ええ寂しくなるなぁぁ」「いい撮影スポットだったのに」と惜しむ声が広がっている。

   東京港では大型のクルーズ船が停泊可能な東京国際クルーズターミナル(江東区青海)が20年9月に開業していた。

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