コロナ禍が収まったら「大谷選手の活躍を見に」
来賓としてあいさつした千葉県の熊谷俊人知事は、
「千葉県は半島で、千葉県の先には何もない。そういう意味で、私たちは常に、この『半島性』の克服が大きな大きな課題になってきた」
とした上で、成田空港を「宝であり、生命線」だと表現。成田空港がLCCで北米と結ばれることを「私たちにとっても大変意義深い」とした。その上で、
「新型コロナウイルスやオミクロン株がある程度収束したあかつきには、この成田-ロサンゼルス便、ジップエアで、大谷(翔平)選手の活躍を見に、多くの方が成田空港から飛び立たれることを心待ちにしている」
とエールを送った。
初便の乗客は53人。一方で、貨物は3Dプリンターやオフィス家具など約11.3トンを積み、容積ベースでは満載だった。西田氏は次のように話し、貨物収入に支えられて路線が持続可能になっているとの見方を示した。
「このコロナ禍のもとで、お客様からいただく(旅客)運賃だけで路線を維持できる路線は世界中にないと思う。そういった意味では、航空貨物の収入に下支えされて各社運航を続けているのが現状だ」
「飛ばせば飛ばすほど、赤字をちょっと圧縮できるという算段が立った」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)