「ソファの夫に妻が給仕」は女性差別か イケアの日本版CMに批判、広報「対応を協議中」

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豪イケアのCMは、男性がお盆を持って歩いていた

   妻がしゃがんだり、夫らの後ろに立ったりする姿に対し、女性差別に当たるのではないかとの指摘も見られた。「女性を召使い扱いするCMをすぐにやめて貰えませんか? 不愉快です」「家事は女の仕事って意識がまだまだ残ってる」といったものだ。

   イケア・オーストラリアでは、公式ユーチューブチャンネルで2018年8月21日に同じ商品をPRするCMを投稿しているが、男性がお盆を持って歩き、テーブルの脚部分に乗せる動きをしている。このCMと比較して、イケア・ジャパンの姿勢を疑問視する向きもあった。

   一方で、家庭内の1シーンに過ぎないなどと批判に反論する声も相次いでいる。「その家々の役割分担の差でしかなくて決して性の差ではない気がする」「ジェンダーと結びつけすぎ」といった声が出ていた。

   イケア・ジャパンの広報担当者は21年12月27日、J-CASTニュースの取材に対し、「社内で確認して今後の対応を協議しているところですので、この件につきましては、回答を差し控えさせていただきます」と答えた。場合によっては、公式サイトなどで何らかのアナウンスを出す可能性はあるとしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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