クリスマスイブを迎えた2021年12月24日、農林水産省はツイッターで「サーモンでクリス鱒(マス)」を合言葉に、サーモンやマス料理を紹介した。同省は昨年のクリスマスにも同様のツイートをしている。
ツイッター上では、「特撮は農林水産省まで動かした!」と驚きの声が広がっている。
「クリスマスにぴったりの料理と言えば...」
農水省は24日朝、「メリークリスマス!クリスマス御飯は色合いピッタリなサーモンに決定!」と、サーモン料理をお勧めした。紹介した画像には、サーモンやイクラをのせた海鮮丼や、サーモンの色でサンタクロースを表現した料理などが写されている。
サーモンを活用したレシピも紹介している。
「クリスマスにぴったりの料理と言えば...そう!鮭のチャンチャン焼きですね! 鮭と人参の赤、ピーマンの緑、そして玉葱の白 これはもう、紛うことなきクリス鱒カラー!」
これらの投稿には「クリスマスにはシャケを食え」というハッシュタグが添えられている。
農林水産省は20年12月25日も「サーモンでクリス鱒」と投稿していた。なぜクリスマスに定番のチキンやケーキではなく、サーモンを推し続けるのか。SNSでは特撮の影響ではないかという声が広がっている。
「クリスマスにはシャケを食えは農水省公認」
インターネット上では2018年から「クリスマスにはシャケを食え」というフレーズが広まっている。
きっかけとなったのは、2018年12月23日に放送されたスーパー戦隊シリーズ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」の第45話「クリスマスを楽しみに」だとされている。怪人・サモーンが登場し、「ノーチキン!」「日本人ならシャケを食え!」などと、人々に鮭を食べるよう強要した。
J-CASTニュースがSNS分析ツール「ソーシャルインサイト」で、ツイッター上の「クリスマス」と「シャケ」の両単語を含むツイート数を比較すると、2018年12月は2017年12月の60倍以上だった。2021年も12月24日時点で2017年の倍以上のツイートが投稿されている。発言ユーザーのプロフィールを分析すると、特撮ファンが多かった。
こうした背景から、農林水産省の投稿を受け特撮ファンは「クリスマスシャケ、農水省までノッてきた」「クリスマスにはシャケを食えは農水省公認」などと喜ぶ声を寄せている。
【サーモンで #クリス鱒!】
— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) December 24, 2021
メリークリスマス!
クリスマス御飯は色合いピッタリなサーモンに決定!#クリスマスにはシャケを食え#水産庁 pic.twitter.com/sxb2NoLV85
クリスマスにぴったりの料理と言えば…
— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) December 24, 2021
そう!鮭のチャンチャン焼きですね!
鮭と人参の赤、ピーマンの緑、そして玉葱の白
これはもう、紛うことなきクリス鱒カラー!https://t.co/VFtJZzhrAI#クリスマスにはシャケを食え#うちの郷土料理 pic.twitter.com/eDWS3NTVMk