松田聖子&神田正輝への「お気持ち」質問 スタジオで批判のアナが漏らした「苦悩」

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   関西テレビ「報道ランナー」のメインキャスター・新実彰平アナウンサーが2021年12月23日、急死した俳優・神田沙也加さんをめぐる取材や報道のあり方について、ツイッターで持論を示した。

   新実アナは、神田正輝さんと松田聖子さんの21日の会見で、報道陣から「今のお気持ちは?」との質問が飛んだことに苦言を呈していた。

  • 神田沙也加さん(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
    神田沙也加さん(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
  • 新実彰平アナウンサー(関テレ公式サイトより)
    新実彰平アナウンサー(関テレ公式サイトより)
  • 神田沙也加さん(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
  • 新実彰平アナウンサー(関テレ公式サイトより)

「ご遺族にマイクを向け幾度も怒鳴られた」

   正輝さんと松田さんは21日午後、札幌市内の斎場で会見を開き、沙也加さんとの別れをすませたことを報告。会見の際、正輝さんが「2人とも話すようなことではないので、しばらくそっとしておいていただけたらありがたいです」とお願いしていたにもかかわらず、会場を去る2人に報道関係者とみられる人物から「今のお気持ちは?」との質問が飛んだ。

   同日放送の「報道ランナー」のスタジオでこの様子を見ていた新実アナは、

「何か一言なんて聞くもんじゃないですよ。誰が言ったのかわからないけれども。わざわざこうやって顔を出してくださった、それで十分だと思います」

と、質問をした記者を批判するようなコメントをしていた。

   新実アナの発言は注目を集め、ツイッターでは「怒ってくれてよかった」「新実アナの言葉で救われた」とするコメントが多く上がっていた。一方で、記者が取材してきた情報を扱うアナウンサーという立場での発言には説得力がないとする声もある。

   そうした反応を受けて、新実アナは23日、今回の件に関する持論をツイッターで展開した。

「私も現場時代、意義を見出せぬままご遺族にマイクを向け幾度も怒鳴られた。一方で、粘り強い取材という名の伴走でご遺族の心の拠り所となり、社会変革さえもたらす記者もいる」
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