お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之さんが、審査員を務めた「M-1グランプリ2021の結果や各コンビへの採点について自身のYouTubeで振り返った。
ゆにばーすは「ちょっと上手すぎた」
2018年から4年連続で「M-1」の審査員を務める塙さん。
2021年12月20日に公開された動画は、生放送後すぐ撮影されたもので、食事を摂りながら終始リラックスした雰囲気で行われた。
塙さんは、3組目「ゆにばーす」の点が伸び悩んだことについては、
「はら(ボケ担当)がちょっと上手すぎちゃったんだよね多分。昔ほど隙がないというか、仕上がりすぎちゃってた感じがしたね」
と持論を展開した。
また、敗者復活戦から勝ち上がった4組目「ハライチ」について、「敗者復活はわかりやすいやつ(ネタ)でトップ通過して、(決勝で)やりたいことをやるっていう一番かっこいいやり方で最後の年(ラストイヤー)を迎えられたというので、ハライチは良かった」と評する。
また、M-1決勝ではネタの持ち時間が4分と定められているところ、ハライチは約1分30秒ほどタイムオーバー。この点について塙さんは、
「(ハライチは)長く長くやって笑わせてくるのが染みついちゃってたのかもしれないね」「4分にアジャストするのは難しかったのかな」
と分析していた。
なお、塙さんはファーストステージで、「ゆにばーす」に91点、「ハライチ」に89点をつけている。ハライチへの点数は、塙さんがつけた中では最低点だった。
「ずっと審査員やって欲しい」の声も
そして、決勝のファーストステージで1位通過した「オズワルド」については、「(ファイナルステージの)2本目がちょっと失速しちゃったんだよね」とし
「最終決戦って一組一組ごとに長いCMが入るから、1回ちょっと笑いがリセットされちゃう」
と指摘。優勝を飾った錦鯉については、「まさのりさんが本当に苦労したしね。人柄もいいし」『錦鯉』の優勝はキタね」と涙腺が刺激されたことを明かすのだった。
視聴者からは、各コンビの細かな分析や放送の構成まで考えを及ばせている塙さんに対し
「ネタの4分間からジャッジまでの短い間でよくこれだけ根拠を持って審査が出来るのは本当にすごいなと思います」
「ご本人はプレッシャー大変でしょうが、塙さんと富澤さんにはずっと審査員やって欲しいです」
「毎年この人の分析面白い。なにげにM-1本編とあわせて毎年楽しみにしてる」
「毎年のことだけど、塙さんの分析すごいな! プロだなぁ。自然に、へぇ~とかほぉ~っとか言っちゃう」
「やっぱプロの方の解説は当たり前だけど自分らの考えと違う、面白いです!」 「審査員お疲れ様でした。審査員としての分析力がとても高く、わかりやすく解説してくださってありがとうございます」
などと反響があがっている。