タレントの木下優樹菜さんが、著名人への誹謗中傷についての持論をYouTubeで語った。
「めちゃくちゃね!この2年で(増えた)」
木下さんは2021年12月20日、「木下優樹菜が誹謗中傷について思うこと」と題した動画を公開。動画の概要欄には「『お前が言うな』ではなく『木下優樹菜にしか語れない』事もあると思っています」との説明もある。
黒いVネックのTシャツにネックレスを重ねづけした木下さんは、「木下優樹菜です。チョリッス」と挨拶した。撮影スタッフが「優樹菜さんって、誹謗中傷されてますよね」と話を振ると、
「めちゃくちゃね!この2年で(増えた)。元々だったけど、インスタ始めてから炎上繰り返してたから。元々誹謗中傷あったけど、やっぱこの2年は優樹菜だけじゃなくて、亡くなった方もいるぐらい、ほんとに酷いぐらいあると思う」
と、自身も誹謗中傷を受けていることを明かした。
木下さんによると、2019年のタピオカドリンク店とのトラブルが発端で、誹謗中傷を受ける機会が多くなったという。
「まず、自分がめちゃくちゃ(誹謗中傷)されるようになったのは2年前でしょ。あのことで。元々ね、ああいうのでへこたれるような人間じゃないって自分では思ってたの」
炎上を経験したこともある木下さんは、多少のことでは影響されないと思っていたはずが、誹謗中傷メッセージで大きく傷ついたこともあるという。
「でもね、いざやっぱね、あそこまでになるとね、大丈夫って思っててもね、ふとした瞬間に『お前の存在が、子供にも周りの友達にも迷惑だから消えろよ』とか来るの。見たときは『ハイハイ』って思えるんだけど、自宅謹慎とかで(外に)出れなかったり、やることなかったりするじゃん。やっぱり考えたりするの。ぱっとそういう言葉が(浮かんで)来るんだよね。ほんと変な話、『そうだよね、子供にも迷惑かけてるし、友達、周りにも迷惑かけてるし、消えた方がいいのかな』っていう、マインドになっちゃうの」
「優樹菜はその言葉に救われてたの」
また木下さんは、フジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さんが自殺した問題にも触れた。
「言っていいのかわかんないんだけど、その(タピオカ騒動の)最中にさあ、ちょうどテラスハウスの子があったでしょ。自宅謹慎になって、『テラスハウス観たら?』って。初めて観たのね。で、その時に(木村さんを)観て『すごい好きだなぁ』って思ってた子だったの、その子が」
「他の女の子がSNSとかで誹謗中傷されてて、すごく嫌だってことを相談していることに対して、その子(木村さん)が、『気にすんなよ!』って。『そんなの、いちいちいちいち人の粗探して言ってるだけなんだから、ダメだよ気にしたら。負けんなよ!』って言ってたのね。で、優樹菜はその言葉に救われてたの」
木下さんは木村さんが亡くなってしまったことで大きなショックを受けた一方、踏ん張る理由にもなったという。
「この子(木村さん)のために(生きよう)みたいな。って気持ちも今でもあって。『ちょっとおかしいよ!』って。今の流れ」
言いがかりのような理由で誹謗中傷をする人に対し、強い反発を示した。
「『なんかムカつくこいつ』って思ったら、もう集中攻撃でメッタ刺しみたいなことするじゃん。悪いけどやってることもう、人殺しだよって思う。優樹菜は逆に『死なねえよ』って思えたし、だけどもうそろそろ『このままにしてていいの?』って思うから」
「タイミングとか時が来たら、まじで法的処置するって決めてた」
木下さんは現在も多くの誹謗中傷を受けており、今後は法的措置などを検討しているとした。
「今でも消えろよとかくるから、悪いけど全部スクショしてる。タイミングとか時が来たら、まじで法的処置(原文ママ)するって決めてたから、でもそういうことをしないと(木村さんが)すごい悔しかっただろうなって思うし。優樹菜は生きてるから、やらなきゃって思って」
「変な話さ、『てめぇの自業自得だろ』って思うかもしれないけれども、同じにしないでって。悪いけど同じことじゃないよって思う。変えていかないといけないと思う」
名前を出して活動している木下さんに対し、誹謗中傷する人は匿名で活動しており、そこには明確な差があるとした。
「そこに関しては責任持ってる。あの(タピオカ事件の)DMの中でも、一切(消えろとか)言ってない。優樹菜は人を『死ねよ』とか、『消えろよ』とか、『消えて』とか、そういう言葉で死に追いやることはしてないし」
木下さんが語った持論について、コメント欄では賛否の声が上がっている。
「見た時には何も思わなくても、後から来るんですね、たしかにそうことあります。自分もいい方向だけを向くようにするマインドを持ちたいです」
「誰もが安心してSNS出来る時代が来るといいですね」
「誹謗中傷ではないと思う。批判される理由......」
「言ってることは理解できますが、自分も同じ、いやそれ以上なこと発信してたと思いますけど」