井上尚弥の「8回TKO」は期待外れだったのか? 海外メディアから出た「厳しい評価」

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   ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(28)=大橋=が2021年12月14日、東京・両国国技館で防衛戦を行いIBF同級5位アラン・ディパエン(30)=タイ=を8回TKOで下し王座防衛(WBA6度目、IBF4度目)に成功した。

  • 挑戦者の顔面にパンチを打ち込む井上(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
    挑戦者の顔面にパンチを打ち込む井上(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
  • 挑戦者の顔面にパンチを打ち込む井上(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)

試合は井上の早期KO予想も

   井上は序盤からスピードのある左ジャブでディパエンの出鼻を挫き、左右のボディーでスタミナを奪っていった。井上はディパエンのタフさに手を焼くも8回に左フックで豪快なダウンを奪い、相手が立ち上がってきたところに左フックを決めレフリーストップ。3連続KO防衛を果たした。

   挑戦者のディパエンは世界初挑戦で、井上に挑む前の戦績は12勝(11KO)2敗だった。地元タイでムエタイを60戦経験しているものの、ボクシングのキャリアが浅く、SNSでは井上の早期KO勝利を予想するファンの声も見られた。

   試合はディパエンの驚異的な打たれ強さもあり8ラウンドを要したが、内容的には井上の圧勝といえるもので格の違いを見せつけた。防衛戦の結果は海外の専門メディアが速報で伝え、それぞれのメディアが独自の視点で分析、評価を下した。

   米専門メディア「ボクシングシーン」は、挑戦者ディパエンに関してファンが求めたものではなく、井上にとって望ましくなかった相手と評した。ただ、井上陣営が約2年ぶりの日本開催を求めていたことや、新型コロナウイルスによる渡航の問題などもありディパエンを挑戦者に選んだと説明した。

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