サバゲー店でマナー違反連発、注意した店長に客が暴力 約20人グループ出禁に...一体何が起きたのか

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   千葉県柏市内のサバイバルゲームフィールド店「大将軍」で、多くが東南アジア系とみられる外国人の客グループがマナー違反を繰り返し、店長が注意すると、グループは「人種差別するのか?」などと抗議し、ネット上でもクレームを書き込んだ。

   店長は、店のツイッターで、差別はしていないと反論するとともに、このグループを出入り禁止にしたことを明らかにした。

  • 他の客はサバゲーを楽しんでいたが…(写真はイメージ)
    他の客はサバゲーを楽しんでいたが…(写真はイメージ)
  • 店がツイートで対応を説明
    店がツイートで対応を説明
  • 他の客はサバゲーを楽しんでいたが…(写真はイメージ)
  • 店がツイートで対応を説明

ルール違反のゾンビ行為やセーフティーエリアで発砲など

   このトラブルは、2021年12月12日に起きたとして、店のツイッターがこの日のうちに、対応について報告した。

   店長が14日、J-CASTニュースの取材に答えたところによると、グループは、子供も含めて男女20人ぐらいのメンバーがいた。多くは、初めて見る顔ぶれだったという。

   このうち、日本語が分かる人は1人ぐらいだったといい、店の日本語によるルール説明は、よく聞いていない様子だった。そして、プレイが始まると、ルールを守るメンバーも一部でいたが、弾がヒットしても申し出ないルール違反の「ゾンビ行為」が続出した。

   また、メンバーの子供らは、セーフティーエリアで発砲行為を行ったほか、メンバーらは、日本では使われず店で使用禁止にしている高圧のレッドガスを使った可能性があるという。弾速がオーバーするようになり、客からは、「威力ヤバくないか」とクレームが入ったとしている。

   これに対し、店では、ルールを守るよう計5回ほどグループを注意したが、違反が相次いだため、グループに駐車場まで出てもらい、日本語の分かる1人に説明して、通訳してもらうようにお願いした。

   その後、違反行為はいったん収まったが、しばらくしてゲーム中の別の客からクレームが入り、店では、ルールを守れないなら出入り禁止処分にするとグループに伝えた。その処分について店の内部で話し合っていると、グループの女性らが「なぜそうしようとする」「人種差別するのか?」などと店長らに詰め寄った。これに対し、店長が「差別ではない」「マナーを守らないからだ」と説明したが、女性らは、「鼻で笑っている」などと反論した。店長が声を大きくして、「ルールを守ってほしい」と呼びかけると、女性らは怒り始めた。

店長を突き飛ばしたとして、店が通報して警察が出動

「こっちは客だぞ」「態度が悪い」「二度と来るもんか」

   女性らがこう騒ぎ立てたため、店長が「二度と来ないで下さい」と伝えると、グループの男性らが「なんなんだ、その言い方は」と反発した。

   男性らは、店長を突き飛ばしたといい、さらに、拳を振り上げて向かってきた。これは周囲が止めたが、店では、警察に通報した。

   すると、グループは、急いで店を出て帰って行った。その後、千葉県警の柏署員が駆け付け、店では、客の名前や電話番号、車のナンバーなどを伝えたという。

   店長は、トラブル翌日の12月13日、左足の付け根の筋を伸ばしたらしく痛みを感じたため、病院で診察を受けた。ケガをしたとして、警察に被害届を出すことも考えているとしている。

   グループからは、その後連絡はなく、謝罪を受けていないという。マナー違反をする客も見られるものの、暴力まで振るわれたのは初めてだそうだ。

   店についてのグーグルレビューでは、13日になって、グループのメンバーと見られる人たちから、外国人への態度が悪く、スタッフは人種差別主義者だなどといった主張が書き込まれ、星1つの最低評価が付けられている。

   顔が見える写真も投稿されており、店によると、グループのメンバーだという。店のツイートを受けて、他のサバイバルゲームの店が次々にこのグループを出入り禁止にしたとツイッターで報告していた。

   柏署では14日、現段階では、事件ではなく相談として受理していると取材に説明した。グループの身元は特定できておらず、事情聴取するなどの捜査はしていないという。店からは、マナーが悪い外国人たちがいて、他の客の迷惑だと注意すると、「外国人差別だ」「もう利用しない」と怒って手を出されそうになった、などと説明を受けたという。店がグループを出入り禁止にしたと聞き、何かあったときは通報するようにアドバイスしたとしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

姉妹サイト