「競い合ってきた彼らの存在無くして...」
歴戦のライバル、そして仲間への感謝。文末に添えた小粋な「じゃ、最後、行ってきます」のメッセージ。この広告はホンダが公式SNSにも投稿し、「胸熱」「カッコ良すぎる!」「この広告は泣ける」とファンの間で話題を呼んだ。ツイッター上では、広告を額に入れて保存したというファンもいた。
本田技研工業(東京都港区)広報部のモータースポーツ担当者は14日、J-CASTニュースの取材に「ファンの皆さまから大変反響をいただき嬉しい限りです」と喜びを口にした。
なぜ、ライバルへの「感謝」を伝える広告にしたのだろうか。担当者は次のように説明する。
「F1に挑戦する理由は単にレースに勝利して名声を得ることだけではなく、世界の頂点を目指していく過程でヒトと技術を磨くことにあります。実際にライバルメーカーたちと切磋琢磨する中で鍛えられたヒトと技術を製品開発に生かすことで、これまでHondaは成長してきました」
「競い合ってきた彼らの存在無くして、Hondaがお客様の喜びの実現を目指す存在になることは出来なかったと考えています。こういった背景より今回このような『感謝』を伝える内容とさせていただきました」