ミュージカル「ヘタリアWW」製作委員会が2021年12月14日、2日後に開幕する舞台について機材輸送時に事故が発生したと報告した。関係者の命に別状はないと伝えている。
事故により大道具・小道具が一部損壊、音響機材は全壊したが、初回公演を1時間後ろ倒しにすることで対応するという。発表を受けてネット上では、「中止じゃないのすごいな」などとファンらが騒然としている。
「今できる最高の上演を目指したい」
ミュージカル「ヘタリア~The world is wonderful~」は12月16~19日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで6公演、その後は23~31日にわたり東京・品川プリンスホテルステラボ-ルで13公演が予定されている。
製作委員会は14日、運送会社によるトラック事故が発生したとして「大阪公演についての重要なお知らせ」を公式サイトやツイッターで発表した。
発表によると、現在は損壊した機材の復旧作業や代理機材の調整などを行っているとする。大阪公演の中止も検討したというが、次のように続行する意思を伝えた。
「製作委員会にて慎重な協議を重ね、本作の上演をお待ちいただいたお客様の為にも、限られた時間の中で最大限の準備をし、本来皆様にお届けしたかったクオリティに届かない公演になってしまう可能性もございますが、カンパニー一同で、今できる最高の上演を目指したいと思っております」
なお「現時点で100%のものに仕上げられる保証がない」とも伝え、初回公演については希望者に払い戻し対応を行うとする。また「少しでもクオリティを上げるため」に開演時間を18時から19時に変更するという。
発表を受けてツイッターではファンらから、
「想像しただけで絶望すぎる...」
「中止じゃないのすごいな」
「どれだけスタッフの皆さん頑張ったんだろう」
といった反応が上がっている。