実業家の前澤友作氏が2021年12月13日、無重力空間での様子を映したYouTube動画を公開した。
「まとめると、無重力とは、自由の象徴です」
前澤氏は、「【リアルガチ】無重力で遊んでみた」と題した3分半ほどの動画で、無重力空間を満喫する様子を公開している。
Tシャツにハーフパンツとラフな格好の前澤さんは、ISS(国際宇宙ステーション)の内部でふわふわと浮かんでいる。
「はい、無重力状態で本当に何もしないとどう動くかをやってみたいと思います」と切り出すと、瞼を閉じて両手を胸の前で組み、両足を揃えた。しばらくすると、足が上がり背面から後ろにゆっくり下がっていった。
予想以上に変化がなかったことに、前澤氏自身も「ほんっと動かないね」と驚いた様子だ。「もうちょい動かしていいかな?」との言葉を受け撮影スタッフが前澤さんの右太もも部分に軽く触れると、前澤さんは横方向にぐるっと1回転した。
宇宙滞在を楽しんでいる様子の前澤氏だが、無重力空間ならではの苦労もあるという。
「マジでね、どこに今向いてるかさっぱり分かんない。重力がないから、上下左右どこにも感触がないわけ。何かに当たっても、それが下なのか上なのか右なのか左なのか、全く分かんない」
前澤氏は両手両足を走っているようにバタバタさせながら、「何やったってさ、どうしようもないんだよ。何にもなんない」と無重力空間では動いても全く手応えがないことを強調した。「でもね、回転はできるんだよ」と横回転を繰り返し披露する姿もあった。
足に金属製の重りを付け、「これでようやく(立っていられる)」とした前澤氏は、無重力状態について「まとめると、無重力とは、自由の象徴です。本当に、逆らったってダメ。なるようになる」「同時にね、重力のありがたみ。何か重みを感じられるって、ありがたいことなんだなって」と自身の見解を語った。
動画は14日時点で約53万再生を記録し、大きな反響を呼んでいる。