2021年12月12日の放送で最終回を迎えたドラマ「日本沈没-希望のひと-」(TBS系)で、結末をめぐってツッコミの声があがっている。
沈没で本州が真っ二つに
作家・小松左京さんによる1973年刊行の小説「日本沈没」が原作。何度も映像化されてきた名作で、今作のドラマでは2023年の東京を舞台にアレンジしている。主人公の環境省官僚・天海啓示を俳優の小栗旬さんが演じるほか、経済産業省官僚・常盤紘一役を松山ケンイチさん、新聞記者・椎名実梨役を杏さんが務め、「沈没」という未曽有の危機に立ち向かう姿が描かれる。
※以下、ネタバレを含みます。
移民移送も完了間際のころ、ついに恐れていた日本沈没が始まった。田所博士(香川照之さん)によると、本州沈没から北海道沈没までは約1か月のズレが起きるとされていたが、「せいぜい持って1週間」と予測よりもかなり早いスピードだそう。
本州からの移送が完了し、天海が北海道へ発とうとしたそのとき。本州中央部の地殻変動が起きて亀裂が入り、日本列島は真っ二つに。それでも無事北海道に着いた天海だが、その後とうとう日本全土が沈没していく...。
沈んでいた大分県
...と思われたそのとき、田所から天海に連絡が。「断層遮断だ。青森でプレートが切れたんだ」「プレートが遮断されたんだとしたら、関東海底からの影響も遮断される。おい、地殻変動が止まっている! き、き...九州もだ!」と叫ぶ田所に、天海は「収まったんですか?」と尋ねる。田所は「ああそうだよ。関東に存在するような不安定なプレートは、北海道にも九州にもない」「日本沈没は止まるぞ... いや、止まった! 止まったんだ!」と絶叫。日本は、北海道と九州、青森の一部を残して全土沈没を免れた旨が報告された。
しかし、天海や田所が見つめる映像を見てみると、九州が残ったと言いつつも大分県の半分ほどは沈没している。これに対し、インターネット上では、「九州も残ったと言われましたが、夫の実家の大分は沈んでました」「トレンドの北海道と九州って何事かと思ったら日本沈没で北海道と九州だけ残ったって聞いてゲラゲラ笑ってる、しかも大分沈んどるし」「九州は無事て...、北九州市とか大分の人涙目」「我が家は大分県民なので九州は助かったけど、大分県が犠牲になった所で1番盛り上がったわwww 九州は助かったけど大分県沈んでるやんwww」などとツッコミが多くあがっている。