プロ野球・横浜ベイスターズ、日ハムで活躍した野球解説者の高木豊氏(63)が2021年12月11日に公開したユーチューブ動画で、日ハムを自由契約になった西川遥輝外野手(29)について言及した。
西川は「原監督が描いている野球を少し出来る」
動画では巨人が西川の獲得を調査しているとの報道が出たことを伝え、司会者が「信ぴょう性としてはどうですか?」と質問すると高木氏は「あるよね」と答え、その理由について説明した。
「原監督が描いている野球を少し出来るよね。原監督は点が取れないこうちゃく状態の時は動かしたい。動ける選手だし、動いて成功率のものすごい高い選手だから可能性はあると思う」
西川は今季130試合に出場し打率.233、3本塁打、35打点で出塁率は.362だった。日ハムは11月16日に西川と来季の契約を提示せず、保留手続きを行わないことを発表。12月2日に公示された保留名簿から外れ自由契約選手となった。
過去4度の盗塁王、通算出塁率.380を誇る西川の移籍先に注目が集まるなか、複数のスポーツ紙が12月5日、巨人が補強ポイントにマッチするとし西川の獲得調査に乗り出すと報じた。
「本当に気持ち次第だと思う」
高木氏は西川の俊足と高い出塁率を評価しながら「打たなくてもフォアボールで出れる選手。ものすごく選球眼がいい」と指摘し、通算打率についても言及した。
「バッティング今年2割3分3厘くらいしか打てなかったんだけど、トータルアベレージは2割8分くらい打ってる。だからベスト10にも何回か顔を出していて2位もあるし、4位が2回くらいある。3割もしっかり打ったこともある。あのパ・リーグのすごいピッチャーのなかで。本当に気持ち次第だと思う」
さらに「しっかり巨人で落ち着かせてやらせたら3割近い数字を残すと思う。3割くらいの数字を残し4割くらいの出塁率を誇ってくる。間違いなく真剣にやらせたら盗塁王取る」とし、「巨人の1番に西川遥輝が固定されるようになったら間違いなく巨人は楽になってくる」と語った。
また、西川の守備に関して「西川は守備につけば肩弱いよ」と指摘するも「あの走力と守備範囲とかいろんなことを考えると目をつぶってもいいかなと思う」との見解を示した。