「だから僕は義足を見せて歩く」 手足3本失った男が真冬でも半ズボンを履く理由

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新しい「引き出し」の提供

   僕の発信の意義は、新しい「引き出し」の提供にあると考えています。今YouTubeで発信していることでいえば、料理、坂道の上り下り、1人暮らしの家事、爪の切り方まで、ありのままの日常を見てもらっています。

   手足のない人が世の中にいて、その人はどんなことができるかを知る。カッコいいと思える。そうやって社会を知り、考え、人や物事を見る視点を増やすことが、「引き出しを持つ」ということかなと思っています。

   引き出しが増えるほど豊かな感性に繋がります。子どもの頃にどれだけ感性を磨いたかで、大人になってから物事を捉える幅が広がっていく。

   「世の中にはいろんな体の人が当たり前にいるんだ」という感性が身につけば、学校で同じクラスに手足のない子がいても、気にせず仲良くなれるんじゃないか。手足があるということは、思っているほど当たり前じゃないんだ。僕の発信が、そんな風に思ってくれるところまで繋がっていけばいいなと願っています。

(構成:J-CASTニュース編集部 青木正典)

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