劇団四季、一部公演で開演前「撮影OK」に 解禁理由は?広報に聞く

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   劇団四季は2021年8月から一部の公演で、観客が客席から開演前に舞台セットを撮影することを認めている。「オペラ座の怪人」「ライオンキング」などのロングラン公演も含まれているが、撮影解禁に踏み切った理由を聞いた。

  • 東京・大井町の四季劇場「夏」(写真:アフロ)
    東京・大井町の四季劇場「夏」(写真:アフロ)
  • 東京・大井町の四季劇場「夏」(写真:アフロ)

「アナ雪」は解禁ならず

   劇場での撮影マナーは公演や主催者によって異なるが、基本的には客席内からの舞台撮影は、開演前も含め禁止の場合が多い。

   2021年12月9日現在、劇団四季の公演で撮影が可能な舞台には、東京公演で「オペラ座の怪人」「アラジン」「ライオンキング」「ロボット・イン・ザ・ガーデン」、名古屋公演の「ライオンキング」、福岡公演の「キャッツ」、全国ツアー公演の「劇団四季のアンドリュー・ロイド=ウェバー コンサート~アンマスクド~」が該当する。開場から開演5分前までの間、客席から舞台セットを撮影することが可能だ。8月から可能になり、撮影可能な公演が劇団四季ウェブサイトで随時確認できるようになった。

   一方で「アナと雪の女王」など、一部の公演での撮影は禁止されている。

   ウェブサイトでは観客に向け「どうぞご観劇の思い出として、お役立てください」としている。劇団四季を運営する「四季」の広報担当者は12月8日、撮影ルールを変えた理由について「各公演での権利関係がクリアできたため、撮影を可能としています」と答えた。上述の公演のうち「ロボット・イン・ザ・ガーデン」は劇団四季オリジナルの作品だが、「オペラ座の怪人」「アラジン」「ライオンキング」「キャッツ」および撮影不可の「アナと雪の女王」は、いずれもブロードウェイ版を劇団四季で権利を獲得した上で上演している。

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