選手を覚えない新庄監督が「知ってる」と即答した投手 マウンド度胸を称賛「いい根性している」

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   プロ野球日ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(49)が2021年12月8日に球団公式YouTubeに公開された動画で伊藤大海投手(24)を「いい根性している」と評した。

   動画はUHB(北海道文化放送)の番組「F-PARK」で11月24日深夜に放送されたインタビューとみられ、日ハムの元投手で野球解説者の建山義紀氏(45)との対談形式で進められた。

  • 新庄剛志監督(写真: アフロ)
    新庄剛志監督(写真: アフロ)
  • 新庄剛志監督(写真: アフロ)

ビッグボス「近藤君も本当に知らなかった」

   番組で建山氏に「監督就任会見で選手誰一人分からないと言っていたじゃないですか。でもさすがにオリンピックに出た近藤(健介)とかは知ってるでしょう?」と振られた新庄監督は「俺ね、あえて選手を覚えないようにしてたの。だから近藤君も本当に知らなかったの」と真顔で告白した。

   さらに建山氏が東京五輪で活躍した伊藤の話題に触れると新庄監督は「あの子は知ってる」と即答し、その理由を身振り手振りで説明した。

「何でかって言ったら『この子いい根性しているなって』と思ったのよ。ロジンバッグをこうしました(上下に振りました)。投げた。バッターがちょっとムカついてた。その後にロジンバッグをガ―ッと持ってその後、(掌についたロジンの粉を)フーとしなかったからね。それまではしてた。その後はしなかった。この子好きかもって」

東京五輪で「#追いロジン」が話題に

   伊藤は侍ジャパンの一員として今夏の東京五輪に出場し日本の金メダルに大きく貢献。準決勝の韓国戦では、滑り止めに使用するロジンの粉を巡って韓国チームからクレームを付けられる一幕があった。

   準決勝の7回からマウンドに上がり、投球ごとにロジンの粉が舞った。韓国ベンチはロジンの粉が打者の視界を遮るとして主審にクレームを入れるも伊藤は全く動じることなくルーティーンを貫いた。SNSでは「#追いロジン」のワードが話題となり賛否を呼んだ。

   伊藤はルーキーイヤーの今季、先発ローテーションの一角として23試合に登板して10勝9敗、防御率2.90をマーク。ビッグボスの新体制となる来季は先発の柱としてさらなる飛躍が期待される。

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