国民民主、憲法審査会は「与党」側で出席 玉木氏「(野党からは)お声がけなかった」

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   国民民主党の玉木雄一郎代表は2021年12月9日の定例会見で、衆院憲法審査会の運営を行う「与党側」の会議に出席するようになったことを明らかにした。国民民主は憲法審査会を継続的に開いて議論を促進すべきだという立場で、「審査会を開くな、議論をするなという勢力とは一線を画していきたい」とも述べた。

   これまで参加してきた野党側の会議からは「お声がけがなかった」とも説明。野党の方が距離を置いている様子もうかがえる。日本維新の会も与党側の会議に参加しており、野党の間でも憲法をめぐる立ち位置の差が改めて鮮明になっている。

  • 定例会見に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表(写真は国民民主党配信の動画から)
    定例会見に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表(写真は国民民主党配信の動画から)
  • 定例会見に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表(写真は国民民主党配信の動画から)

野党側が与党側に「国民民主党にはそちらから連絡を取ってください」

   国民民主が参加するようになったのは、自民党などが中心の「与党及び協力会派連絡会」。「与党幹事懇談会」(与幹懇)と呼ばれることが多い。玉木氏は、自らが「単なる『護憲』『改憲』という議論からもう卒業すべきだ、ということを申し上げてきた立場」

   だとして、与党側の会議に入った意義について

「既存の改憲項目の改憲を推進する場ではなく、我々が入ったことによって、もう少し幅の広い、深い議論ができるような、そういったことに貢献できれば」

などと話した。

   これまで参加してきた野党側の「野党幹事懇談会」(野幹懇)への参加について問われた玉木氏は「お声がかからないので...」。玉木氏が「私が聞いている経緯」として明かしたところによると、野党側の筆頭幹事を務める奥野総一郎衆院議員(立憲)から、与党側筆頭幹事の新藤義孝衆院議員(自民)に「国民民主党にはそちらから連絡を取ってください」という話があった。これを受けて新藤氏が玉木氏に連絡し「ではそちらに入ります」と、与党側への参加が決まった。

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