「なんでクビになったか分からない」投手も トライアウトで識者注目「4選手」

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   プロ野球の横浜ベイスターズなどで活躍した野球解説者の高木豊氏(63)が2021年12月8日に公開したユーチューブ動画で、12球団合同トライアウトで注目した選手について言及した。

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荒西は「タイミングを取りずらそうだし使える変則」

   トライアウトは8日にメットライフドームで行われ、33選手(投手22人、野手11人)が参加。日ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(49)が視察に訪れるなど注目を集めた。

   高木氏は、荒西祐大投手(元オリックス=29)、永野将司投手(元ロッテ=28)、山下航汰外野手(元巨人=21)、松尾大河内野手(元DeNA=23)の4選手をピックアップし、それぞれの実力を分析しながら独自に評価した。

   トライアウトで3者連続三振を奪い猛アピールした荒西については「ボールも良く動いている。阪神の青柳(晃洋)ほどボールに力はないが良く動く。バッターがタイミングを取りずらそうだし使える変則」と高く評価した。

   さらに「オーソドックスなピッチャーは各球団みんないる。でも右の変則はなかなかいない。だから使える。使ったら面白い。日ハム、DeNA、阪神、ヤクルトあたりに入ると活躍の場があるかなという感じがする」とマッチしそうな球団を挙げた。

永野は最速148キロをマーク

   今季ロッテで1軍の出場がなかった永野は148キロの速球を披露。高木氏は「なんでクビになったか分からないくらいのピッチャー」と評し、「左ピッチャーで変則ではなくオーソドックスなピッチャーだがボールに力がある。ストレートがいい。ストレートの回転がいいような感じがした。この選手も使える。永野は28歳まだ若い、これから」と期待を寄せた。

   巨人入団1年目の19年にファームで首位打者を獲得した山下は、6打数1安打に終わったものの打撃センスが新庄監督の目に留まり「面白い」と言わしめた。高木氏は山下の若さとセンスが魅力だとし、明るく屈託のない性格にも触れ「好感度が高い」と評価した。

   また、松尾に関しては「足の速さは重宝される。23歳まだ若さもあるし足の速い選手は潰しがきく。代走も使えるし守備固めでも使えるし。でも守備はもっとノックを受けないとだめ」と指摘し、「DeNAも足は欲しいよね。速い選手は。あとは楽天。この選手は右バッターで足の速い選手。楽天が向いていると思う」と語った。

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